「フォーヴ・ショック フランス そして日本へ」

笠間日動美術館
あと6日で開催

アーティスト

アンリ・マティス、モーリス・ド・ヴラマンク、ジョルジュ・ルオー、佐伯祐三、岸田劉生
20世紀最初の絵画運動、フォーヴィスムは、スキャンダルとともに幕を開けました。1905 年のサロン・ドートンヌの一室に展示されたアンリ・マティスらによる強烈な色彩と奔放なタッチの作品は見るものを驚かせ、ある評論家が「野獣の檻の中にいるようだ」と揶揄したのです。これにより彼らの作品は「フォーヴィスム(野獣派)」と名付けられました。しかし大きな話題となったこの運動も 1907 年頃には終息を迎え以降、画家たちは独自の画風を展開していきます。

既成の概念に捉われず感覚を重視したフォーヴィスムは日本にも波及しました。「フュウザン会」や「1930 年協会」、「独立美術協会」などの美術団体に参加した画家たちの作品にその影響を見ることが出来ます。さらに洋画が成熟していく過程において、既存の美術団体や西洋美術からの脱却を目指し、「日本的フォーヴ」や「日本的油絵」と呼ばれる新時代の美術を模索しました。

本展はフォーヴィスムを代表する画家、マティスやモーリス・ド・ヴラマンク、アンドレ・ドランらをはじめ、その影響をうけた佐伯祐三、里見勝蔵らの生命力あふれる作品を紹介します。これらの展示から、20 世紀初頭から第二次世界大戦後まで、およそ50年にわたる日仏美術界の軌跡をご覧いただければ幸いです。

[関連イベント]
1. 当館学芸員によるギャラリートーク
日時: 9月21日(土)、10月12日 (土)、11月23日(土・祝)
時間: 各回 14:00〜(30分程度)
会場: 企画展示館
参加費: 無料(要入館料)
2. 講演会 「フォーヴィスムの変容 フランスから日本へ」
講師: 藤原貞朗氏(茨城大学人文社会科学部教授)
日時: 11月2日(土) 14:00〜(約1時間)
会場: 企画展示館2階

スケジュール

2024年9月21日(土)〜2024年12月15日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
12月1日からは10:00〜16:30
休館日
月曜日
9月23日、10月14日、11月4日は開館
9月24日、10月15日、11月5日は休館
入場料一般 1300円、65歳以上 1000円、大学生・高校生 900円、中学生 300円、小学生 無料
会場笠間日動美術館
http://www.nichido-museum.or.jp/index.html
住所〒309-1611 茨城県笠間市笠間978-4
アクセスJR水戸線笠間駅より茨城交通バス(芸術の森公園行き)「日動美術館入口」下車徒歩2分
電話番号0296-72-2160
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