エスパス ルイ・ヴィトン東京でヴォルフガング・ティルマンス「Moments of life」展が開催される。会期は2月2日から6月11日まで。
写真やイメージの創造の境界線を拡張する作品群を展開するティルマンスの作品を、LVMHの複合文化施設フォンダシオン ルイ・ヴィトンでは30点超コレクションしている。今展は、世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンで所蔵作品を展示するプログラム「Hors-les-mur(壁を越えて)」の一環として開催。厳選したティルマンス作品を公開する。
肖像画、静物画、風景画といった伝統的なジャンルに立ち戻りつつ、コピー機での拡大印刷や暗室での抽象表現など、写真印刷技術の実験も行ってきたティルマンスの表現に触れたい。
なおティルマンスは2022年〜23年1月1日にニューヨーク近代美術館(MoMA)で過去最大規模の個展「To look without fear」を開催したばかり。1980年代から写真を撮り始め、現在に至るまで時代を代表するアーティストとして活躍してきたが、その評価はいまいっそう高まっている。
ティルマンスの軌跡とともに、本展を解説したレビューはこちらから。