公開日:2023年6月2日

【2023年6月第1週】今週末見たい展覧会5選。ヘザウィック・スタジオから森靖まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週はヘザウィック・スタジオ、森靖、松﨑友哉 + アン・ハーディ、∈Y∋、ドットアーキテクツの5つ

左上から時計回りにヘザウィック・スタジオ展:共感する建築(六本木ヒルズ 東京シティビュー)、松﨑友哉 + アン・ハーディ 「Tides」(Yutaka Kikutake Gallery)、森靖 「Twister」(PARCEL)、∈Y∋「UNATAMITLE」(HARUKAITO by island)

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ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築(六本木ヒルズ 東京シティビュー)

ヘザウィック・スタジオは1994年にロンドンで設立されたデザイン集団。本展は、その28件の主要プロジェクトが紹介される国内初の展覧会だ。「ひとつになる」「みんなとつながる」「彫刻的空間を体感する」「都市空間で自然を感じる」「記憶を未来へつなげる」「遊ぶ、使う」という6つの視点を通じて、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮や、共感をもたらす建築とは何かを探る。詳細はニュースをチェック。

会場:六本木ヒルズ 東京シティービュー
会期:3月17日〜6月4日
事前予約制

森靖 「Twister」(PARCEL、東京)

馬喰町のPARCELでは、彫刻家・森靖の個展がスタート。森はアメリカのポップアイコンから中世古典彫刻まで多様な要素を組み込んだ独自の木製彫刻作品を発表してきた。本展のメインは、2体の大型彫刻。その高さは、実在した人間の身長で記録上最長となる272cmだ。エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催中の「アルベルト・ジャコメッティ展」を見た森が、ジャコメッティについて語ったインタビューもぜひチェックしてほしい。

会場:PARCEL
会期:5月27日~7月11日

松﨑友哉 + アン・ハーディ 「Tides」(Yutaka Kikutake Gallery、東京)

六本木のYutaka Kikutake Galleryでは、イギリスを拠点に活動する松崎友哉とアン・ハーディの、滞在制作と展示、講義を一連のプロジェクトとして展開。松崎はジェスモナイトと呼ばれる水性樹脂を用いた支持体に絵画を制作するいっぽう、ハーディは光や音を組み合わせた大規模なインスタレーション作品やフォトグラムを発表してきた。制作を通じてふたりが共有する「Tides(潮汐)」をキーワードに、ハイブリッドな作品展示を行う。

会場:Yutaka Kikutake Gallery
会期:5月27日~7月1日
*月曜、日曜、祝日は休廊

∈Y∋ 「UNATAMITLE」(HARUKAITO by island、東京)

1980年代から、音楽フェスや芸術祭などに参加しインスタレーションやパフォーマンスを展開してきた∈Y∋(アイ)。原宿のHARUKAITO by islandにて、2年ぶりの個展が開催されている。熱海で滞在制作したという、初のキャンバス作品に注目したい。

会場:HARUKAITO by island
会期:5月25日~6月18日

ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学(ギャラリー・間、東京)

乃木坂のギャラリー・間では、家成俊勝、赤代武志による建築家ユニット、ドットアーキテクツの展覧会が開催中。本展では、建築の可能性を広げる彼らの活動の全貌を紹介。加えて、中庭にパターゴルフ場を設営し、訪れた人と一緒にパターを手作りする体験会が実施される。展示を通じて、ドットアーキテクツの「⽣きるための⼒学」を提示する。

会場:ギャラリー・間
会期:5月18日~8月6日

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