公開日:2023年5月6日

【2023年5月第1週】今週末見たい展覧会5選。美しいHUG!から草間彌生まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週はワールド・クラスルーム、美しいHUG!、草間彌生、日本国憲法、石黒亜矢子の5つ

左上・右上:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、東京)、左下:「美しいHUG!」(八戸市美術館、青森)、右下:「草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界」(草間彌生美術館、東京)

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ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会(森美術館、東京)

本展は、世界にある「わからない」を探求し、人々の固定観念をクリエイティブに越えていこうとする現代アーティストたちの活動を紹介。現代アートを学校の「美術」「図画工作」といった科目から解放し、「世界」について学ぶあらゆる科目に通底する領域として定義を試みる。出展作家には、アイ・ウェイウェイ、青山悟、ヨーゼフ・ボイス、藤井光、畠山直哉、スーザン・ヒラー、奈良美智、ヤン・ヘギュなど。詳細はフォトレポートをチェック。

会場:森美術館
会期:4月19日〜9月24日
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美しいHUG!(八戸市美術館、青森)

同じ青森県内に所在する八戸市美術館では、「美しいHUG!」と題されたグループ展がスタート。本展は、同館が掲げるコンセプト「出会いと学びのアートファーム」を体現する企画として、様々な立場の人が、作品を通じてハグをするように出会うことを試みる。ゲストキュレーターは森司。参加作家は青木野枝、井川丹、川俣正、きむらとしろうじんじん、黒川岳、タノタイガの6名だ。フォトレポートはこちら

会場:八戸市美術館
会期:4月29日~8月28日

草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界(草間彌生美術館、東京)

ルイ・ヴィトンとのコラボレーションで大きな注目を集めている草間彌生。牛込柳町にある草間彌生美術館では、草間の「サイケデリック性」に注目する展覧会がスタート。60年代後半にニューヨークの個展で発表した、六角形のミラールームのシリーズ最新作を初公開するほか、活動初期のドローイングやブラックライトを使ったインスタレーション、さらには短編映像や文学作品など、幻視的な作品が展示される。

会場:草間彌生美術館
会期:4月29日~9月18日

日本国憲法展(無人島プロダクション、東京)

本展は、美術作品を参照しつつ、憲法を読み解く松本弦人編『日本国憲法』(TAC出版、2019)に着想を得た展覧会。「無人島プロダクション」「青山|目黒」「ジュンク堂書店 池袋本店」の3会場で、条文ごとに選出された作家作品を紹介する。無人島プロダクションでの参加作家は、大西伸明、釘宮由衣、臼井良平、本山ゆかり、木村俊幸、東山詩織、 池添彰、森栄喜、悪魔のしるし、森田浩彰、長田奈緒、赤塚不二夫、髙田安規子・政子、平山昌尚、棰石憲蔵。

会場:無人島プロダクション
会期:4月22日~5月13日

石黒亜矢子展  ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」(世田谷文学館、東京)

石黒亜矢子は、化け猫や妖怪、想像上の生き物を、日本画を想起させる流麗な筆致で描きだす絵本作家。本展は初の大規模個展。最初期の妖怪絵をはじめ、『いもうとかいぎ』『えとえとがっせん』『ねこまたごよみ』などの絵本原画を中心に、およそ500点を展示。ぬいぐるみ作家・今井昌代との特別展示や、雅太郎玩具店による『いもうとかいぎ』モチーフの新作にも注目したい。

会場:世田谷文学館
会期:4月29日〜9月3日

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