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[画像: 草間彌生 リチャード・カステラ―二画廊(ニューヨーク)での個展「草間のピープ・ショー」(別名「エンドレス・ラヴ・ショー」)にて、六角形のミラールームの中で横たわる草間、1966年 © YAYOI KUSAMA]

「草間彌生の自己消滅、あるいはサイケデリックな世界」

草間彌生美術館
終了しました

アーティスト

草間彌生
草間彌生は、単一モチーフの強迫的な反復と増殖から生じる、自他の境目が消えていくような感覚を“自己消滅”と呼び、さまざまな制作手法で表現しています。幼い頃の幻覚に由来するこの実践は、創作を始めた当初からの作家個人のテーマである一方、反復の制作原理や、鏡の反射と光の明滅などによって、観るものを恍惚とさせる作品表現には、1960年代後半に草間が拠点としていたアメリカを席巻したサイケデリック・ムーヴメントを特徴づけた、幻覚剤がもたらす知覚の変容を追体験させるような視覚効果と重なり合うものがあります。
本展では、そんな草間の作品世界にみられるサイケデリック性に着目し、さまざまな時代の豊かな創作のヴァリエーションを展覧いたします。60年代後半にニューヨークの個展で発表した、六角形のミラールームのシリーズ最新作を初公開するほか、ハプニングなどの記録動画を用いた映画や関連資料を通して、ムーヴメントの推進力ともなった当時の草間の活動をご紹介いたします。また、内的イメージを自由に描き出した活動初期のドローイングをはじめ、帰国以降の鮮やかな色彩のアクリル絵画や大型の立体作品、ブラックライトを使ったインスタレーション、さらには短編映像や文学作品などを展示。草間の自己消滅のヴィジョンがつくりだす、サイケデリックな鑑賞体験をぜひご堪能ください。

スケジュール

2023年4月29日(土)〜2023年9月18日(月)

開館情報

時間
11:0017:30
休館日
月曜日、火曜日、水曜日
月曜日・火曜日・水曜日が祝日の場合は開館
事前予約制
入場料一般 1100円、高校生・中学生・小学生 600円、幼児 無料(チケットは美術館ウェブサイトのみで販売、窓口での取り扱いは無し)
会場草間彌生美術館
http://yayoikusamamuseum.jp/
住所〒162-0851 東京都新宿区弁天町107
アクセス都営大江戸線牛込柳町駅東口より徒歩6分、東京メトロ東西線早稲田駅1番出口より徒歩7分、東京メトロ東西線神楽坂駅2番出口より徒歩9分
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