麻布台ヒルズ ギャラリーで「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」が開催される。会期は11月1日~2月2日まで。
本展は、2023年3月~6月まで石川・国立工芸館で、工芸の多種多様な素材と技法でポケモンに挑み、ひらめきと悶えと愉しみのなかから生まれた作品を公開した展覧会。その後、アメリカや日本各地の巡回を経てバージョンアップし、追加作品を含む約80点の作品を展示予定だ。
ポケモンと工芸、正面切って出会わせたらどんな「かがく反応」が起きるだろう? この問いに人間国宝から若手まで20名のアーティストが本気で挑んだ。ポケモンの姿かたちからしぐさ、気配を呼び起こした作品。進化や通信、旅の舞台、効果抜群のわざなどゲームの記憶をたどる作品。日々を彩る器、着物や帯留など粋な装いに誘い込まれたポケモンたち。かけ算パワーで増幅した美とわざの発見を楽しみたい。
出品作家は以下の20名。
池田晃将、池本一三、今井完眞、植葉香澄、桂盛仁、桑田卓郎、小宮康義、城間栄市、須藤玲子、田口義明、田中信行、坪島悠貴、新實広記、林茂樹、葉山有樹、福田亨、桝本佳子、水橋さおり、満田晴穂、吉田泰一郎
展示は3章から構成されている。作家が日頃から向き合ってきた金属、土、木などの素材研究、長年の鍛錬による優れた技術の成果がポケモンのフォルム、皮膚や毛並み、仕草や表情に抽出された「すがた ~迫る!~」。
ポケモンの育成・進化・交換などの要素や旅の仲間たちと育んだ友情、固唾をのんで見守った技のインパクトなど、工芸の素材と技とを携えて、作家たちが想像のフィールドを駆け巡る「ものがたり ~浸る!~」。
生活のさまざまなシーンを美しく整え、活力を与えてくれる工芸品の機能や装飾の文法と価値観にポケモンが挑戦する「くらし ~愛でる!~」。
展覧会の開催を記念して、会期中のトークイベントやワークショップの開催も決定。また、本展初となるコラボカフェの開催や、オリジナルグッズの販売も予定している。また、展覧会のショップで手に入らない「銀色のフリーカップ」「金色のフリーカップ」「ポストカード」などの特典付きのスペシャルチケットもそれぞれ数量限定で販売される。