DIC川村記念美術館を運営するDIC株式会社が、2025年1月下旬から予定していた休館を2025年3月下旬に延期すると発表した。休館前により多くの人に同館を訪れてもらう意図があるという。
DIC株式会社が2024年9月30日にリリースした「DIC 川村記念美術館の休館開始予定の延期に関するお知らせ」において延期理由について以下のように言及している。
上記適時開示を行った後の美術館への来館状況等を踏まえ、休館前に、より多くのお客様に美術館にお越しいただくことを理由に、休館開始予定の延期を決定しました。具体的な日程につきましては、決まり次第、速やかに当社ウェブサイト並びにDIC川村記念美術館のウェブサイトにてお知らせします。
なお、今後の美術館運営に関する検討結果については、2024年12月末までに最終報告を公表する予定です。
運営見直しを受け、休館が発表されたのは2024年8月27日。発表直後に地元関係者や愛好家から存続を求める多くの声が上がり、同館が立地する千葉県佐倉市が署名活動を9月5日~9月30日の期間で実施。9月30日時点で署名総数が45,500件を超えている(9月30日20:00現在)。
なお、休館前最後となる企画展「西川勝人 静寂の響き」が2025年1月26日まで開催されている。展示の様子はこちらフォトレポートから。