先日、「アートサイト名古屋城 2024 あるくみるきくをあじわう」の取材で名古屋に行って来ました。今回は、アートメディアの取材は具体的にどんなことをしているのか、簡単なタイムラインとともに日記でお届けします。
以下、取材で書いたレポートです。
まずは移動。すぐにラップトップを開きます。飛行機や新幹線は到着までの限られた時間はいかに仕事を進められるかの戦いで、やけに仕事に集中できるボーナスタイムです。
余裕のある編集者はここでご当地ランチを楽しむかもしれませんが、私は取材前は気持ちがやや落ち着かないので、車内で食事と仕事を済ませ現地へ。名古屋駅から地下鉄で15分ほどの場所に名古屋城はあります。初の名古屋城とキラキラのシャチホコにテンションアップ。この仕事をしてよかったことのひとつは、こうした初めての場所を訪れ、新しいことを知られる経験かもしれないです。
取材は、ひたすらに写真とメモの往復。プレスツアーでどれだけキュレーターやアーティストの発言を取りこぼさないかが記事の充実度に関わってくるので、必死にメモ、写真、メモ、写真…、あと最近はインスタ用の動画も撮ったりして、わりと忙しいです。今回の取材は3時間。まだ秋とはいえ体が芯まで冷え、そんななかでスタッフの方からの温かいお茶、ホッカイロの差し入れがあり、その心遣いがうれしかったです。猛暑と厳冬で言うと、猛暑のほうが取材は酷かもしれません。芸術祭の取材はわりと猛暑のなかで行われることが多く、帽子や水分補給はマスト。体力勝負だなといつも思わされます。
小腹も減ってご当地ディナーといきたいところですが、私の場合は駅近くのカフェやファミレスで新幹線の時間を待ちながら原稿を進めることがほとんどです。レポートは鮮度が命、記憶が新鮮なうちに書きつけるのが吉。偶然目に入った名古屋城近くのあんかけスパゲッティのお店でスタミナ系メニューを選び、携帯電話のメモでレポート記事の骨組みを作ります。名古屋が誇るB級グルメ、初めて食べることができました。
あまり帰宅が遅くならない新幹線で帰路へ。私の出張の楽しみのひとつは駅で買うご当地お菓子で、見つけたら絶対買うのは2022年に発売開始した赤福の「白餅黑餅」。売り切れていることも多いのですが、今回は嬉しいことに見つけられたので1箱買って新幹線へ。みなさんも見つけたらぜひ買ってみてください。新幹線でふたたび原稿に取り組み、帰宅します。
こうして自分の出張の1日を振り返ってみるとなんとも無味乾燥ですね。他の同業者はどんな感じなのか、アート、ファッション、グルメ系などメディアの性質によって地方出張で見る景色はまったく異なっていそうで、気になります。
最後に、先日4歳を迎えた我が家の犬の写真でさようなら!
野路千晶(編集部)
野路千晶(編集部)