金沢21世紀美術館のキュレーター4名が語る「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ」展。AI、データ、衣食住──「DXP」という新たな惑星へようこそ【特集:AI時代のアート】

「アートと新しいテクノロジー」のテーマで今年度活動してきた金沢21世紀美術館。そのテーマの締めくくる展覧会が2024年3月17日まで開催中。担当キュレーターの髙木遊、原田美緒、杭亦舒、本橋仁に本展について話を聞いた。(構成:今野綾花) *金沢21世紀美術館は能登半島地震の影響で、展覧会ゾーンは当面のあいだ休場中です。交流(無料)ゾーンの一部は2月6日より再開します。

左から原田美緒、髙木遊、杭亦舒、本橋仁 撮影:編集部

*金沢21世紀美術館は能登半島地震の影響で、展覧会ゾーンは当面のあいだ休場中です。交流(無料)ゾーンの一部は2月6日より再開します。

AI、メタバース、ビッグデータ、これからの衣食住といったキーワードが並ぶ展覧会「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ」が、金沢21世紀美術館で2024年3月17日まで開催中だ。アーティストだけでなく、建築家や科学者、プログラマーも出品者に迎えた本展は、人間と最先端のデジタル技術が「ハグ」をするようなメディアテクノロジーとの付き合い方を提案し、“伴侶”としての関係性を示すというユニークなもの。

Tokyo Art Beatでは、AIとアートの現在や、これからの表現に与える影響について、インタビュー、論考などを通して展望するシリーズ企画「AIとアート」を12月より本格始動。その第1弾として、本展のキュレーターインタビューをお届けする。

GROUP 手入れ/雨/水の通路 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

担当キュレーターは、企画統括を行った同館館長の長谷川祐子に加え、髙木遊、原田美緒、杭亦舒(ハン・イシュ)、本橋仁の5名。今回はそのなかから髙木、原田、杭、本橋の4名に展覧会の成り立ちと内容、それに加えAIとアートとのこれからについて話を聞いた。【Tokyo Art Beat】

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Pinterstでのイメージ共有がスタート地点

——「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)次のインターフェースへ」展は、長谷川祐子さん(金沢21世紀美術館館長)の統括のもと、4名のキュレーターで企画されています。展覧会の準備はどのようにスタートしたのでしょうか。

髙木 チームで企画を進めるために、アプリのPinterestでアカウントをつくり、各々が「DXP」に関する作家をランダムに集めていきました。実直なリサーチというよりも、気になった画像や作家をイメージベースで選び、乱雑な状態でどんどん追加していくんです。そこから「デジタル・アナーキズム(Digital anarchism)」「アウトフィット(Outfit)」「ハビテーション(Habitation)」「イマージョン(Immersion)」とワーディングして、クラスター分けされた状態で残していきました。PinterestにはAIが選んだサジェストも表示されるので、気になったものはそこから加えています。1週間に1回話し合い、DXPというコンセプトのコアとなる作家から固めていきました。

展覧会準備で実際に使われたPinterestのボード一覧

——Pinterestは私も趣味で見ることがありますが、展覧会準備で使うという話はこれまで聞いたことがなかったので新鮮な驚きがありますね。

 マインドマップのような感覚で、自分の思考を視覚化する手法としても役に立ちました。

原田 長谷川ともよく話していたのですが、デジタルや技術に関するアート作品の展覧会って、最新技術を紹介する、ちょっと冷たい無機質な展示になってしまいがちです。今回Pinterestで集めたイメージには、デジタルだけれども有機的で、生命の温かみを感じられる画像が多く、本展の掲げる「DXP」のイメージを表しています。イメージの共有という点でもPinterestは有用でしたね。

髙木 Pinterestの活用は作家のセレクションにも直結しています。デジタル世代の面白い作家たちは旧来のポートフォリオやカタログのようなソリッドな資料を持っていないんです。Instagramのリンク、ウェブサイトのリンク、様々なウェブプラットフォームが主となるので、リンクをサムネイル化でき視覚的に共有できるPinterestが役立ちました。

左から、レフィーク・アナドール《MELTING MEMORIES SCULPTURES》A, B, C、《NEURAL PAINTINGS》A, B, C(どちらも2023) 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

——アドバイザーとしてハンス・ウルリッヒ・オブリストさんが参加していますが、どのような関わりがあったか教えていただけますか。

髙木 オブリストが手がけた「Worldbuilding」展というゲームに関する展覧会が「DXP」展のひとつのマイルストーンになっていて、同展のリサーチをきっかけにアドバイザーに入っていただきました。今回はオブリストと共同している作家も多く参加していますが、ある意味ではオブリスト自身も参加作家のひとりという考え方のほうが近いですね。「DXP」という生態系におけるひとつの要素だったと感じています。

——4名でキュレーションするにあたり、ヴィジョンの共有はどのように進めましたか。

本橋 そもそも「DXP」という枠組みを新しく創造しているので、ヴィジョンをつなぎとめるノードが必要です。展示される作品名を紙の上に広げ、頭を突き合わせ「衣食住」「AI」「ビッグデータ」といった既存のキーワードに落とし込んでいきました。原田さんはファッションやパフォーマンス、杭さんはゲームに興味があり、僕は建築が専門で、それぞれの関心を活かして作家をアサインできました。それもあって、お互いに相談はしながらも個々の主体性がキープできたと思います。

原田 4人とも生まれたときからデジタルが身近にあった世代なので、共通の言語を持っている印象がありました。

松田将英 Souvenir 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

——通常、展覧会では目玉作品を立てることが多いですが、今回の展覧会にはそうした中心がなく、それぞれがネットワークでつながるようなフラットさと抜け感が魅力でした。

髙木 「DXP」というざっくりしたテーマのなかで、ひとつの作品のヴィジュアルをメインに持ってくると、それこそヒエラルキー的な構造になってしまいます。作家をキーにおくやり方はもったいないという意識があったので、メインは断固として作品ではなく抽象的なロゴでいこうと主張しました。

原田 「私たちがDXPという新たな惑星をつくろう」という意気込みがありました。展覧会の全体像をつかむうえで、デザイナーの加瀬透さんによるビジュアルも大きな助けになりました。

現代アートの美術館を動的に拡張する

——それぞれ担当した作家についてご紹介いただけますか。

 私が担当したのは、レフィーク・アナドール、シュルティ・ベリアッパ&キラン・クマール、Keiken、明治大学宮下芳明研究室です。

左から、DEF CON 26 スヴェア、サジー、ティルによるプレゼンテーション フェイクサイエンスの内側》(2018)、バート・チャン、東京大学池上高志研究室《Lenia / Oil Droplet》、明治大学 宮下芳明研究室の展示 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

Keikenのメンバーと私は世代も近く、ゲームは私の関心のあるテーマでもありました。今回の展示では、日本の観客のために作品のローカライゼーションを行いました。ゲームのローカライゼーションは映画のように字幕をつくるだけでは足りない部分もあるので、日本のプレイヤーに馴染みのある遊び方やインストラクションを一緒に制作することになって、何回もミーティングを重ねて固めていきました。

Keiken 形態形成天使:第1章:おもいやり 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

本橋 僕は、そもそも着任したのが4月なので、遅れてから参加しました。そこから「住:環境/デジタル」のセクションを担うかたちで、VUILD(ビルド)という建築スタートアップを提案しました。VUILDは誰でもものづくりに参画できるインフラをつくってきた会社で、小規模なプレカットの木材供給ルートを、「ShopBot」というNCルーターを全国各地に導入することで開発してきました。館内の交流エリアを使って市民も一般来場者も参加できるラボのようにしたいという構想のもと、VUILDの持つ既存のシステムをアッセンブルしてインスタレーションを作りました。6ヶ月の会期中に風景が変わるような展示にしようと考えています。

アーティストではないVUILDと展示をつくるために当初は地域の林業との協働も模索し、金沢とその周辺を一緒にフィールドワークしました。結果的にこれはワークショップで展開されることになりましたが、展示では最終的に実現したのは、口(言葉)で設計したものが、モノとしてダイレクトに出力できるというシステムでした。たとえば「生ビールみたいな靴下」とか言うと、AIがなんでも無理やり3Dのモデルにしてくれるんです。そのデータがShopBotにダイレクトに流し込まれ、形が切り出されます。みんなが口でインプットしたものが、6ヶ月かけて形として現れていくんです。AIを使って誰でも口でモノがつくれるようにした、インタラクティブで変化するインスタレーションです。

VUILD わどわーど―ことばでつくる世界 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

原田 私が担当した作家は、ウィッグアーティストの河野富広さん、アンリアレイジさん、東京大学 池上高志研究室などです。これまであまり美術館で作品を発表してこなかったアーティストの方が多かったので、展示プランを私と作家さんで練って、長谷川にフィードバックをもらうかたちで進めました。

アンリアレイジの展示 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

今回、Tokyo Art Beatさんが「AIとアート」という趣旨の企画を行われるということですが、担当したなかでもAIに関わりのある作品として東京大学 池上高志研究室のヒューマノイドロボット「Alter 3」を紹介します。今回主に作品に関わっている同研究室の吉田崇英さんは「Alter」のソフト、つまり脳みそを今回の展示に向けてアップデートしてくださいました。今回「Alter」は10歳の女の子、哲学者、アーティストなどといった6つの人格を持ち、それぞれの人格はGPTで学習させてつくられています。会場では6つの人格が互いに会話し、観客がインタビューすると6つの人格のうちのひとつが出てきて受け答えする様子を見ることができます。

東京大学池上高志研究室(協力:大阪大学石黒浩研究室) Alter3 2018 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

面白いのが、喋る言葉とあわせて身体のリアクションもGPTが作っていくことです。言葉と表情、身体の動きを関連付けさせるんですね。それと、私は演劇の経験があるのですが、たとえば演劇の面白さとして「バカ」という台詞を文字通りの意味で言うか、笑いながら言って観客の予想を裏切るかといった使い分けがあります。でもGPTの脳みそを持つ「Alter 3」はテキストベースかつ文脈依存で動いているので、言語化できない身体表現だったり、予想の裏切りだったりはできないんです。「Alter 3」を見ながら、演劇や身体表現を振り返ると、人間の強みや人間の表現の面白さにも気づかされます。

髙木 僕のセクションでは、展覧会全体を動的にかつエラーに寛容であることを試みました。金沢21世紀美術館という特殊な場所で、デジタル技術によって展覧会をインターフェースとして拡張するチャレンジです。僕が担当したジョナサン・ザワダ、デイヴィッド・オライリー、MANTLE、松田将英さん、GROUPの作品は、どれも動的で変化し続ける。つまりアンコントローラブルという点で通底しています。

デイヴィッド・オライリー Eye of the Dream 2018-2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

なかでもジョナサン・ザワダとは「DXP」のコンセプトについていちばん密にやりとりできました。ザワダには2010年頃の「Over Time」というペインティングのシリーズをアップデートしてほしいと頼みました。ビッグデータを批判的に用いて制作された絵画のシリーズなんですが、データを絵画に肉筆にて落とし込むやり方は、この惑星をもう一度人間の身体をもって捉える「DXP」展の姿勢に通じると感じていたんです。ザワダは「DXP」を噛み砕いて「人間もこの地球もテクノロジーもデータの移行と変換に集約される」という発想でインスタレーションを作ってくれました。遺伝子情報もこの惑星の地層もデータの蓄積で、それらがトランスフォーメーションしていくものだという考え方です。絵画から始まり、それをAIがテキスト情報にして、音楽にして、最終的にPCの熱が亀の形をしたワックスを溶かして違う地層を作っていくという作品は、本展のコンセプトを大らかに包み込んでくれるものでした。

ジョナサン・ザワダ 犠牲、永続の行為 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

デジタルの惑星に降り立つ体験を

——従来のテクノロジーとアートに関する展覧会は、警告的なメッセージやディストピア的な風味を含むものが多かったかと思います。ですが、今回の展覧会にはよい意味で気楽でポジティブなムードが漂っていました。

髙木 各々の作品に批評性は必ずあります。ただ、金沢21世紀美術館の多種多様な人たちが訪れる特性を考え、アーティストがいかにデジタルテクノロジーと共に生きているかという、ポジティブなヴィジョンが前面にくるような構成を考えました。

本橋 参加作家で最新の技術を使っている人はじつはあまりいない気がします。たとえばいまや身近になったAIも、技術自体でいえば最近出てきたわけではありません。テクノロジーと対峙してシンギュラリティのような課題を危機意識を交えて取り上げるような展示ではなく、世界観の変化を見せる展覧会なので、むしろデジタルテクノロジーの原点に回帰するような側面もあると個人的には思います。

MANTLE(伊阪柊+中村壮志) simulation #4 -The Thunderbolt Odyssey- 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

——実際に展示がスタートして、どんな展覧会になったと感じていますか。

 「DXP」というタイトルのとおり、本当に「プラネット」になったと感じます。デジタルトランスフォーメーションの時代とはいえ、プラネットとどんな関係があるのかはずっと謎でしたが、いざ展示がオープンになってプラネットとの関係性は自分なりに感じました。今回提示したのは、いまの時代にデジタルという技術を用いて芸術や美術をどう表現するか、どう問題を提示し、解決したいか、どう世界を見せたいかという、同じ地球に住む人類の色んな考え方です。

シュルティ・ベリアッパ&キラン・クマール 補助的教育の実践部門:私は何をするべきか?何もしなくていい!わかった。 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次

本橋 きっと4人が「DXP」に持つイメージや意図はきっと全く違っていて、これから図録のテキストなどを通じてわかっていくのだろうと思います。展示にはデジタルテクノロジーを使ったアート作品が並んでいるわけですが、ただ作品が自律性をもってパフォーマンスしているような感覚が出来上がってありました。こういう言い方もおかしいですが、美術館という構造のなかで、デジタルテクノロジーの作品群が、ちゃんとアート作品として収まっているというのは面白いと思っています。テクノロジーではなく、アートを見せているという意味では古典的ともいえますね。

髙木 いっぽうで、作品によって作品の自律性を担保してきたホワイトキューブが作品によって化けていく感覚もありました。たとえば河野富広さんのエリアは美術展というよりフォトブースだし、Keikenのエリアは新しい形のゲームセンターです。惑星に降りていろいろなエリアを訪ねるような体験ができると思います。

河野富広 Fancy Creatures 2023 「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、2023)展示風景より 撮影:森田兼次 

AIが他者になっていく未来

——今回の展覧会では「AI」もキーワードのひとつとして提示されています。みなさんは、AIはアートにどのような影響をもたらすと考えていますか。

髙木 人間ができることがすごく増えると思います。AIを使った作品のうち、とくにリアルタイムシミュレーションを出している作家は基本的にすごくポジティブでした。たとえばザワダなら、AIが自動生成イメージをプリントアウトするたびに「すごいの出てきた! 最高!」と喜んでいるんです。僕らも展覧会ハンドアウトのテキストをChatGPTに書いてもらったんですが、ChatGPTを「チャッピー」と呼んで「ありがと、チャッピー」「いいこと言うじゃん」と(話しかけていました)。作家を見ても、AIと喜びを分かち合うようなところがありました。

本橋 AIがひとつの人格であるなら、本来はAI側が主体性を持った作品が出てくるはずです。それが本来のAIとアートのあり方だと考えています。そんな価値観を持った作家もこれから当然出てくるだろうし、そのときAIをツールとして使う作家の主体性は後退するでしょう。こうしたAIの他者性が共有され、あらたな作家像として確率されていく未来は、ネガティブなことではないと個人的には思います。

原田 現代は人間の側がAIにどんどん脳を合わせていくような状況だと感じます。たとえばAIに日本語を翻訳させるとき、AIに合わせて曖昧な言い方を排除した文章を入力するのもそうです。「DXP」展の鑑賞者にも「自分(の脳)もそうなっているかも」と感じてくれたらと思います。

 AIは人間が追いつけない早さで進化し続けていて、それは写真複製が絵画にとってかわったような単純な変化ではないと思います。AIと人間がどうやって一緒に未来を作っていくのかについて興味があります。

髙木 AIは進化によってどんどん他者になってゆき、いつか人間がAIに寄り添ってもらわないといけないときが来るはずです。だから、いまの段階でAIにリスペクトや愛を持って接しなくてはいけないと思います。

野路千晶(編集部)

野路千晶(編集部)

のじ・ちあき Tokyo Art Beatエグゼクティブ・エディター。広島県生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、ウェブ版「美術手帖」編集部を経て、2019年末より現職。編集、執筆、アートコーディネーターなど。