[画像: 浜口陽三《ロビーナのさくらんぼ》1981年]

浜口陽三 「ひかりを纏う」

武蔵野市立吉祥寺美術館
11月4日終了

アーティスト

浜口陽三
黒から白への無限の階調を生み出すメゾチントを独学で習得した浜口陽三は、のちに、カラーメゾチントという全く新しい技法まで編み出しました。浜口が情熱をかたむけたこのカラーメゾチントという技法は、銅板の表面にインクを詰めるための無数のまくれ(きず)をつけたのち、図柄を描き出すためにそのまくれを磨くことで描画し、黄・赤・青・黒の4枚の版を重ねて刷ることにより、光と闇を併せ持つ粒子のような、柔らかい色彩のニュアンスを生み出します。

本展では、カラーメゾチントの作品22点を展示します。作品のモチーフとなったのは、蝶やさくらんぼ、貝殻、毛糸玉などといったありふれたものたちです。しかし、浜口の手にかかると、モチーフ自身が発光しているかのようにかすかなひかりを纏って静寂が支配する暗闇の中を浮かび上がり、唯一無二の存在に生まれ変わります。奥深い情感をたたえた静謐な世界を、どうぞご堪能ください。

スケジュール

開催中

2024年6月6日(木)〜2024年11月4日(月)あと127日

開館情報

時間
10:0019:30
休館日
毎月最終水曜日は休館
入場料100円
展覧会URLhttps://www.musashino.or.jp/museum/1002006/1003366/1006425.html
会場武蔵野市立吉祥寺美術館
https://www.musashino.or.jp/museum/
住所〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
アクセスJR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩3分
電話番号0422-22-0385
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