[画像: 飯田善國《彫刻噴水・シーソー》1989年、町田市芹ヶ谷公園]

「飯田善國の版画と《彫刻噴水・シーソー》」

町田市立国際版画美術館
9月1日終了

アーティスト

飯田善國
彫刻家・飯田善國(1923-2006)の版画の世界と、芹ヶ谷公園に設置された飯田による野外彫刻「彫刻噴水・シーソー」の魅力を紹介。

飯田善國(いいだ・よしくに、1923-2006)はステンレスとロープを組み合わせた彫刻や動く野外モニュメント「ミラーモビール」など、新しい表現に挑戦した彫刻家です。当館が位置する芹ヶ谷公園を知る方にとっては、子どもの水浴び場として親しまれている園内の「虹と水の広場」の《彫刻噴水・シーソー》(1989年)の作者というイメージがあるかもしれません。

飯田は1946年の復員後に芸術家を志し、慶應義塾大学を経て東京芸術大学で油彩画を学びました。1956年にヨーロッパ留学した後に彫刻に転じ、1960年代後半からは周囲の環境を映しながら動くステンレスやスチール製の彫刻で独自の世界を確立しました。1970年代以降は日本国内外の公共彫刻を手がけ、文学的才能も発揮し多方面で活躍していきます。

本展では飯田の版画の世界として、ウィーン留学時代の1958-59年に手がけた銅版画や、詩人・西脇順三郎とのコラボレーションで生まれた『クロマトポイエマ』(1972年)、『うしなわれないことば』(1994年)など約30点の版画作品を展示します。さらに《彫刻噴水・シーソー》に着目し、飯田による構想時のドローイングや設置時のエンジニアリングの工夫、昨年行った改修工事の様子を紹介します。飯田が手掛けた野外モニュメントのうち、現役で動いている最大級のものである本作を通じて、「動く彫刻」の秘密に迫ります。

スケジュール

開催中

2024年5月29日(水)〜2024年9月1日(日)あと63日

開館情報

時間
10:0017:00
土曜日・日曜日・祝日は17:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2024-565
会場町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/
住所〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
アクセスJR横浜線町田駅ターミナル口より徒歩12分、小田急線町田駅東口より徒歩15分、小田急線町田駅西口より神奈川中央交通バス「高ヶ坂センター前」より徒歩7分
電話番号042-726-2771
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