終了した展覧会・イベントです

「横浜微塵美展」

Art Gallery OWL(アートギャラリー ・アウル)
終了しました

アーティスト

坂根大悟、市川しょうこ
本展は、部屋の中にある美しさを見つめ直すことを目的にした科学装置インスタレーションです。
私たちは興味や認識に基づいて世界を知覚しています。目の前にあるものがもし興味の外にある場合、それは私たちの知覚から外れ、まるで存在しないかのようにふるまいます。例えば、私たちは生活の中でホコリを気にもしないでしょう。ですが、ホコリのチラチラと舞う姿が美しいと思えたとしたら、どんな日常になるでしょうか。
退屈に見える部屋にはこうした見方を変えるだけで美しく見えるものが数多く存在しています。本展ではホコリとモヤを通じて日常の美しさに迫っていきます。 視点を少し変えるだけで部屋が少しだけ美しいものになるのではないかと作者は投げ掛けます。
展示は3フロアごとに内容が異なります。

地下フロア
ホコリに光が当たって輝いて見えるチンダル現象と、宇宙の星の瞬きを溶け合わせたフロアです。
来場者の姿を認識してホコリにも星にも見える光の粒が舞うインタラクティブな装置を設置し、ホコリと星の境目が分からなくなるような体験を生み出します。
美しい星と汚いホコリが同じ光の粒として共存する作品です。

1階フロア
光の屈折によってモヤが見えるシュリーレン現象と、部屋の中をイメージしたコラージュ映像を同時投影するフロアです。
来場者が作品に手をかざすと、手のひらから普段は目に見えないモヤが発生し、壁に投影されます。
いつも見えている部屋と、見えていないモヤが視界で混ざり合う作品です。

2階フロア
日々撮りためたヒビの写真を使ったインスタレーションを展示。
ヒビは本来入ることを想定されておらず、平滑な一面に偶発的に生まれます。それは水面の秩序を乱す1滴の雨のようであり、人工物を飲み込む蔦のようであり、意図を持たない曖昧で中立な存在です。
ゆえにヒビを見た時に湧き上がるテーマは属人的で、見たその瞬間の感情を鮮明に残します。例えば私の中には、有機物と無機物の境目、偶然性と必然性、人工と自然、刹那と永遠のようなキーワードが湧き上がりますが、同じヒビでも誰かにとっては全く異なる意味を持ちます。
本展示では、ヒビの写真が印刷されたパネルを鑑賞者が自由に配置できるようにします。普段見えているけれど見ていないヒビ達から相関性や相対性を見つけ、感じたことを配置を変えることで表現できる場となったら嬉しく思います。

スケジュール

2024年1月30日(火)〜2024年2月4日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
最終日は17:00まで
入場料500円
展覧会URLhttps://gallery-owl-yamate.com/?p=1866
会場Art Gallery OWL(アートギャラリー ・アウル)
https://gallery-owl-yamate.com/
住所〒231-0868 神奈川県横浜市中区石川町1-54-5
アクセスJR根岸線・京浜東北線石川町駅元町口(南口)より徒歩5分、みなとみらい線元町・中華街駅元町口より徒歩15分
電話番号09085668266
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