長井朋子《単管パイプ上の世界》2024 oil and glitter on canvas 518.8 x 388.1 cm (a set of 2 pieces) ©︎Tomoko Nagai

長井朋子 「単管パイプと花柄のパターン、ねこのシールに貝殻のネックレス」

小山登美夫ギャラリー六本木
10月12日終了

アーティスト

長井朋子
庭、植物、季節、空気の匂い、光、宇宙、動物、ぬいぐるみ、子供、部屋、、
長井作品のモチーフは、彼女がいつも頭の中にストックしている、小さい頃から親しんだもの、日常のドラマチックな瞬間、夢の景色などです。それらを独自の視点とイマジネーションで有機的につなぎ、色彩のパズルのように共鳴させ、「未知の居心地がいい場所、見てみたい光景」として、森羅万象が輝く新しく自由な絵画空間に私たちをいざなってくれます。

油絵具、水彩、インク、色鉛筆など、さまざまな素材で幾重にも重なるマチエールや直感的な筆致をあらわし、表現方法を限定せず、ペインティング、ドローイング、立体、着ぐるみと多岐にわたるのも特徴の一つです。
四角、円形、多角形、時に5m超の大きさや、手のひらに乗る小さい作品などあり、その多彩さは世界をズームや広角の自由自在な視野でとらえ、創作行為自体を楽しむ彼女の姿勢が現れているようです。

その世界観は国内外に多くのファンを持ち、作品は東京都現代美術館、愛知県美術館、アムステルダム国立美術館などに収蔵。
その他NHK Eテレ番組「時々迷々」「もやモ屋」のアートワークや『丘の上の賢人 旅屋おかえり』(原田マハ著、集英社文庫、2021年)など小説の装画、今年2024年7月に茨城県霞ヶ浦にオープンした「霞ケ浦 どうぶつとみんなのいえ」(建築設計:高橋一平建築事務所)のメインビジュアルを手がけるなど、展示空間を抜け出し公共空間でも多数活躍しています。

「単管パイプ上の世界」は、長井が何故か惹かれる単管パイプと、その上にある「世界の図書室」を描いた作品です。画面に主役的な箇所はなく、模様のような全体像の絵という新しい実験的試みが込められており「自分だけが知ってるパズルをしている」ように描かれました。

「しだれざくら」は毎年描いているしだれざくらのシリーズで、女の子と馬がまわりの桜と同化し、今までで一番抽象的な表現となっています。ナイフで絵の具を盛り乗せ、粒子を何層にも重ね、絵具による物質感も魅力です。

また、新作のエディション作品「毛むくじゃらちゃん」(制作:HOW2WORK、香港、80エディション)も本展にあわせ発表、展示販売いたします。

長井は、世の中にある言葉で表しきれない光り輝く存在を愛しい視点でとらえ、アートでの表現の可能性を追求し続けています。絵画、立体作品ならではの煌めく魅力に溢れる、最新の長井の世界観をご覧にぜひお越しください。

スケジュール

開催中

2024年9月14日(土)〜2024年10月12日(土)あと25日

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2024年9月14日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomokonagai2024/
会場小山登美夫ギャラリー六本木
http://www.tomiokoyamagallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩11分
電話番号03-6434-7225
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