「鴎外の『意地』のはなし―歴史小説『阿部一族』を中心に」

文京区立森鴎外記念館
あと3日で開催
『山椒大夫』や『高瀬舟』など数々の歴史小説を執筆した森鴎外(1862~1922)。鴎外が歴史小説の執筆を始めたのは、1912(大正元)年9月13日、明治天皇大葬の日に陸軍大将・乃木希典が殉死したことがきっかけです。わずか5日後、初めての歴史小説『興津弥五右衛門の遺書』を書き終え、続けて『阿部一族』『佐橋甚五郎』を執筆しました。1913(大正2)年、この三作品を収録した初めての歴史小説集『意地』(籾山書店)を刊行します。

『興津弥五右衛門の遺書』『阿部一族』では細川氏(熊本藩主)や家臣、『佐橋甚五郎』には徳川家康と家臣が登場し、それぞれが抱える意地が描かれています。鴎外は歴史に埋もれた逸話を小説に蘇らせることで、自らが生きる時代や社会と向き合いました。 鴎外が執筆した江戸時代の物語を、現代の私たちが読むことで何が見えてくるでしょうか。本展では、歴史小説集『意地』に収録された三作品の初期歴史小説を、館蔵資料や作品を読んだ文学者たちの言葉などをとおして紹介します。

スケジュール

2024年7月5日(金)〜2024年10月6日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
7月9日は9:00から
8月3日は20:00まで
休館日
7月22日・23日、8月26日・27日、9月24日・25日は休館
入場料一般 300円、中学生以下 無料
会場文京区立森鴎外記念館
http://moriogai-kinenkan.jp/
住所〒113-0022 東京都文京区千駄木1-23-4
アクセス東京メトロ千代田線千駄木駅1番出口より徒歩5分、東京メトロ南北線本駒込駅1番出口より徒歩10分、都営三田線白山駅A3出口より徒歩12分、JR山手線・京浜東北線・常磐線日暮里駅西口より徒歩15分
電話番号03-3824-5511
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