[画像: 池崎拓也 《The Address on The Address》 2022 82×97 cm Acrylic, collage, and marker on shipped cardboard box]

池崎拓也 「シーマップ:レシーブアンドリリース」

CADAN有楽町
7月14日終了

アーティスト

池崎拓也
池崎の制作では、アンティークショップで見つけた古いポスターや古いレシピ本、拾った物、ファストファッションのブランド品、パブリックオブジェクト、観葉植物、せんべい、トングなど、日常生活で見つけた様々な物(ファウンドオブジェクト)やイメージが扱われます。

それらの素材やイメージを均質化された交換可能なものとして捉え、再解釈し、ドローイングや写真、立体、インスタレーションなどの形式で展開しています。
池崎の制作の過程では、物やイメージに対する先入観や偏見は時に無視され、それ自体の存在に含んでいる時間や空間、色や形、機能などが時に言葉遊びやジョークのように、私たちのリアルなコミュニケーションのように反映されています。

今回、池崎は、新旧作品を混在させ、自らの作品をキュレーションし、「シーマップ:レシーブアンドリリース」として再構成した展示空間を作り出します。ポリネシアの古代航海術では、地図やコンパスがない状況で、星の観察や波のパターン、鳥の飛行や、風や雲の動きを見ることで遠く離れた目的地へ導くものでした。池崎も同様に、自身が身を置く環境から文化的、地理的に影響を受けながら、出会った物やイメージに対して、古代航海術のように情報を受信し、それを作品制作の道標として活用しています。作品には、彼の生まれた故郷の風土や祖先や家族の存在を意識したようなものもあります。それは、私的な歴史やアイデンティティを探究しながら過去や未来を往来する終わりなき航海の旅の記録のようです。
今回出品される作品は、リサイクルショップで手に入れたキルトに、母親から習った方法を受け継ぎ、更に手を加えた、「パラレルパッチワーク」やニューヨークに移住後に始めた、送られてきた封筒や段ボール、購入品のパッケージに直接ドローイングを施した「The Address on The Adrress」、台湾のアンティークショップで見つけた海洋地図の断片を文化的地理的なルーツを探る試みとして作品にした「海の地図」を中心に出品します。

スケジュール

開催中

2024年6月25日(火)〜2024年7月14日(日)あと10日

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は17:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館

オープニングパーティー 2024年6月25日(火) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://cadan.org/cadanyurakucho_03m
会場CADAN有楽町
https://cadan.org/cadan-yurakucho/
住所〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
アクセス都営三田線・東京メトロ千代田線・日比谷線日比谷駅B3出口より直結、東京メトロ副都心線有楽町駅D1出口より直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩1分
電話番号070-6464-1438
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