吉澤幸子「ふるさと」

ギャラリイK

残り2日

アーティスト

吉澤幸子

何もかも忘れていくと思われた認知症の母が「家へ帰りたい」と突然泣き出した。その家とは作者と戦争で還らぬ人となった兄が生まれた家ではなく、いま住んでいるマンションでもなく、戦前に家族で過ごしたことのある、また別な家のことだった・・・ふるさとに帰りたいという思い。ウクライナやガザで日々亡くなっていく人々にも、強制収容所で虐殺された人々にも、もちろん私たちにも「ふるさと」がある。作品発表を始めて以来、和紙に墨や顔料で描き出す絵画と様々な象徴的なオブジェによって、戦争への怒りと亡くなった人々への思いを綴ってきた吉澤幸子は、今回、人にとっての「ふるさと」とは何かを問いかけます。

スケジュール

開催中

2024年7月1日(月)〜2024年7月6日(土)あと2日