「70年代再考 版画・写真表現の波紋」

galerie16
7月20日終了

アーティスト

高松次郎、木下佳通代、彦坂尚嘉、木村秀樹、辰野登恵子、木村浩、石原友明
日本美術の70 年代とは一体何だったのか?

1960 年代にアメリカでミニマルアートが本格的に始まり、抽象を極限まで突き詰める動向は日本の美術界にも影響を及ぼしました。もの派が台頭したとする日本美術の70年代は未加工の物質が主役として登場し、「つくらない芸術」の時代を迎えます。そして、その後の80年代にはポストもの派、ニューペインティングへと移行していきます。しかし、そのはざまで版画や写真表現が、次につながる萌芽を生じさせたのではないか。それを今回、版画・写真メディアに焦点を合わせて見つめ直します。

本企画は、坂上しのぶ氏による『70年代再考』が契機となり立ち上がりました。60年代後半から黄金期を迎えた版画表現が本当は「消えゆく媒介者」ではなかったのか…。それを時代の動向に沿って丁寧に読み解き、検証された論書です。展覧会では、 その『70年代再考』で取り上げられた作品を含め、写真と写真製版による版画表現を中心に展示し、次代へ果たした役割とその波紋を検証します。また、「70年代という時代」・「現代美術における写真」というテーマで2夜連続のトークも開催いたします。

出版・展覧会、そしてトークで、70年代の日本美術において見えなくなってしまった史実を再び掘り起こそうとする試みです。

スケジュール

開催中

2024年6月25日(火)〜2024年7月20日(土)あと20日

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://art16.net/archives/6756
会場galerie16
https://art16.net/
住所〒605-0021 京都府京都市東山区石泉院町394 戸川ビル3F
アクセス地下鉄東西線東山駅1番出口より徒歩3分
電話番号075-751-9238
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