「新やじきた道中記」

長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
7月21日終了
歌舞伎や時代劇が好きだった長谷川町子が初めてマゲモノの連載に挑戦した漫画作品、それが「新やじきた道中記」です。江戸時代に書かれた十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の「東海道中膝栗毛」をアレンジしたもので、やじさんときたさんの江戸から伊勢までのゆかいな旅が描かれています。原作を彷彿とさせるエピソードも盛り込みつつ、町子ならではの滑稽で楽しい旅が繰り広げられ、途中でサザエさん一家も登場します。この「新やじきた道中記」は1951(昭和26)年11月4日から1952(昭和27)年12月28日まで『週刊朝日』に連載され、のちに姉妹社から全2巻で単行本化されました(1952・1953年発行)。また、約20年後には改訂版も出版しています(1971・1972年発行)。

連載当時は今よりも「東海道中膝栗毛」という作品が周知され人気を博していた時代であり、長谷川町子がアレンジした本作品も誌面で高い人気を得ました。それは本作品を元にした映画「新やじきた道中」(1952年/配給・大映)が公開されたことからもわかります。映画はしゃべくり漫才の祖として人気を博した花菱アチャコ・横山エンタツのコンビを起用した話題作でした。

本展では、「新やじきた道中記」全58話のうち現存する57話分の原画を一挙公開いたします。中でも最終話を含む3話は単行本未収録のため、今となってはなかなか目にすることができないものです。また映画「新やじきた道中」や、かるたなどの関連資料もあわせてご紹介いたします。長谷川町子が描いたやじさんきたさんの珍道中の全貌をどうぞこの機会にご覧ください。

スケジュール

開催中

2025年4月5日(土)〜2025年7月21日(月)あと98日

開館情報

時間
10:0017:30
休館日
月曜日
5月5日、7月21日は開館
5月7日は休館
入場料一般 900円、65歳以上 800円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 400円
展覧会URLhttps://www.hasegawamachiko.jp/memorial-future/4461/
会場長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
https://www.hasegawamachiko.jp/
住所〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1-30-6
アクセス東急田園都市線桜新町駅西口より徒歩7分
電話番号03-3701-8766
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