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ムラティ・スルヨダルモ 「TIDAK APA-APA」
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Melati Suryodarmo, “Timoribus” 2018, video stills. Photo courtesy of the artist.
ムラティ・スルヨダルモ 「TIDAK APA-APA」
京都芸術センター
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アーティスト
ムラティ・スルヨダルモ
長時間にわたる集中的な反復行為によって、身体と社会の関係における現在を生々しく浮かび上がらせるムラティ・スルヨダルモ。身体は記憶と感情の容れ物であると語るスルヨダルモの作品は、ルーツであるインドネシアで受けた教育、アーティストとしてのキャリアをスタートさせ20年を過ごしたドイツでの生活など、常に自身の経験に立脚している。ユニークかつ切実なこのパフォーマンスアーティストの実践を、今回は上演と展示の両面から紹介する。
『スウィート・ドリームス・スウィート』は、上演される地域に暮らす28名の女性によって行われるパフォーマンスだ。揃いの白い衣装をまとった彼女たちは、バケツの中の水に足を浸して、白いストッキングを徐々に青く汚していく。緩慢に動くひとりひとりの顔つきや表情は、ベール越しのために判別がつかない。個性が抑圧された女性たちの姿は、インドネシアの社会で、あるいは世界の各地で発生している、均一化への圧力を暗示する。
インドネシア語で“It doesn’t matter. It’s OK. Don’t worry.” という意味がつく展示「TIDAK APA-APA」では、2つの映像作品を紹介。タイトなワンピースとハイヒールという出で立ちのスルヨダルモがお立ち台のように設えられたバターの塊の上で踊る代表作『Exergie – butter dance』は、2000年の発表以降、さまざまな場所で上演されてきた。溶けていくバターに足をとられ、ダンスは中断と再開を繰り返す。今回の展示では、時期の異なるパフォーマンスの記録映像がひとつのインスタレーションとして構成される。
ラテン語で「恐怖」を意味する『Timoribus』。1960年代から70年代にかけてのパフォーマンスアートの実践を参照しながら制作されたこのビデオインスタレーションでは、若者たちが暴力を演じるいくつかのシークエンスが重なり、反響していく。ソーシャルメディアのタイムラインを大量のコンテンツが流れ去っていく今、わたしたちは映像に向けていったいどんな欲望を投げかけているのだろうか?。
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スケジュール
2024年10月5日(土)〜2024年10月27日(日)
開館情報
時間
10:00 〜 20:00
入場料
無料
展覧会URL
https://www.kac.or.jp/events/0904-2/
会場
京都芸術センター
https://www.kac.or.jp/
住所
〒604-8156 京都府京都市中京区山伏山町546-2
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アクセス
地下鉄烏丸線四条駅22番出口より徒歩5分、阪急線烏丸駅22番出口より徒歩5分
電話番号
075-213-1000
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