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「ひらいて、むすんで」

岡崎市美術博物館
終了しました

アーティスト

井口直人、植松ゆりか、OJUN、岡崎乾二郎、岡部志士、岡村桂三郎、鬼頭健吾、国島征二、ゴードン・マッタ・クラーク、サム・フランシス、ジョアン・ミロ、染谷亜里可、ツァイ・チャウエイ、手塚愛子、中島晴美、西村一成、額田宣彦、ハンス・ベルメール、真坂亮平、三科琢美、宮田明日鹿、村瀬恭子
当館は開館した1996年当初より「心を語るミュージアム」として、心を伝え、心の作用がつくり出した作品資料の収集や展示活動を行ってきました。このコンセプトは20世紀末であった当時の過剰な物質文化の追求を反省し、精神文化とのバランスを問い直そうとする態度から生み出されたものでした。

現代では多様な人が暮らしやすく、またサステナブルな在り方が追求されている一方で、私たちの心は疫病や災害、国際情勢や景気変動により、寄る辺ない舟のように揺れつづけています。私たちが文化的で豊かに生きるには、改めて「心を語る」ことに向き合う必要があるのではないでしょうか。

私たちが自分を語るとき、自分の全てを他者に伝えるのは不可能であるため、選択や省略、場合によっては誇張や変形といった編集作業を加えます。それは、様々な場面で振る舞いが異なる自分の断片を繋げて、ひとりの人物として一貫させるように創作することです。自分を語ることは、自分の断片を「むすぶ」と同時に、語ることで自分を「ひらく」表現であると言えるでしょう。

ベルリン在住の美術作家である手塚愛子は絵画の探求から織物に着目し、その糸を解体することで織られた時間を辿りながら、文化や社会制度の歴史と構造に目を向けます。彼女は織物を「ひらく」ことで再構成し、過去の出来事と現在を織りなおして新たな回路に「つなぐ」ことを視覚的に表現します。本展は「ひらく」「むすぶ」という視点から絵画や彫刻、映像やインスタレーションなど22名の美術作家による作品を紹介するものです。
作品の声を聞き、「心を語る」ことを考える機会となれば幸いです。

スケジュール

2024年4月13日(土)〜2024年6月16日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
4月30日、5月7日は休館
4月29日、5月6日は開館
入場料一般・大学生・高校生 1000円、中学生・小学生 500円、未就学児・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p040192.html
会場岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum
住所〒444-0002 愛知県岡崎市高隆寺町字峠1
アクセス名古屋本線東岡崎駅北口よりバス(「中央総合公園」行き)「美術博物館」下車徒歩5分
電話番号0564-28-5000
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