百瀬寿 《Square-Blue, Violet, Orange and Ochre》 1978年

「コレクション展 第2期 特集:百瀬寿 ―進化する絵画」

岩手県立美術館
10月20日終了

アーティスト

萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武、百瀬寿、村上善男、杉村英一
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。

今期の特集では、盛岡を拠点に、長年にわたって岩手の美術界をリードしている百瀬寿(ももせ・ひさし)(1944年生まれ)を紹介します。百瀬は70年代以降、一貫して色彩のグラデーションで構成される作品を作り続けてきました。一方でその技法や素材は多岐にわたり、当初は蛍光インクを重ねたシルクスクリーン、80年代後半からは手漉き紙や金属箔を素材に用いたシリーズを展開。近年はきらきらと輝くグリッター(ラメ)を採り入れるなど、新たな技法や素材の獲得とともに、百瀬のグラデーション絵画は今なお進化を続けています。今回は当館の所蔵・寄託作品に、特別出品の最新シリーズ4点を加えた38点を展示します。写真や印刷物では再現不能な色彩の世界を、ぜひ展示室でお楽しみください。

このほか今期の展示では、村上善男(むらかみ・よしお)や杉村英一(すぎむら・えいいち)をはじめ、1960年代後半から70年代前半にかけて、岩手で注目された美術家たちの作品を中心にご覧いただきます。若き百瀬が盛岡で制作を始めたこの頃、県内では大小様々な美術展が盛んに開かれ、現役作家が画廊で個展を行うようになり、美術館建設運動も始まるなど、美術への熱が急激に高まりつつありました。彼らの多様な表現から、当時のアートシーンの空気を感じていただければ幸いです。

前期: 7月20日(土)ー9月1日(日)
後期: 9月3日(火)ー10月20日(日)

スケジュール

開催中

2024年7月20日(土)〜2024年10月20日(日)あと45日

開館情報

時間
9:3018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 460円、大学生 350円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.ima.or.jp/exhibition/collection/2024_2nd.html
会場岩手県立美術館
http://www.ima.or.jp/
住所〒020-0866 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
アクセスJR東北本線・山田線・田沢湖線盛岡駅西口より徒歩20分、JR盛岡駅東口より岩手県交通盛南ループ200バス「県立美術館前」下車
電話番号019-658-1711
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません