「ビュフェのパリ ―カフェと映画と音楽と」

ベルナール・ビュフェ美術館
11月24日終了

アーティスト

ベルナール・ビュフェ
ベルナール・ビュフェが20歳の若さで画家として注目を浴びたのは1948年。第二次世界大戦のあとのフランスで、人々がナチス占領下の抑圧から解き放たれ、長く渇望していたあらゆる文化を楽しみ始めた時代でした。さまざまな分野の文化人たちはカフェに集い議論をかわし、若者たちはカミュやサルトルの思想に熱狂しながら新しいファッションを生み出し、ジュリエット・グレコが歌い、マイルス・デイヴィスはクールなジャズを奏で、ブリジット・バルドーがスクリーンを賑わせる…ビュフェはまさにそんな時代を生きた画家だったのです。

本展では、ビュフェが画家人生でいくども描いたパリ風景の作品を中心に、ビュフェ以前の画家たちの描いたパリ、サン=ジェルマン=デ=プレ界隈を舞台に新しい文化を生み出した、時代を代表する文化人たちのポートレート、そして当時の映画ポスターや資料なども展示します。ビュフェの愛妻アナベルも、ビュフェと出会う前からモデルや歌手として活躍し、サン=ジェルマン=デ=プレを特別な場所にしていた女神(ミューズ)のひとりでした。

画家としてデビューするために制作に勤しんでいた10代後半のビュフェは、当時パリで広まっていた「シネクラブ」で、兄夫妻とともに映画を楽しんでいたといいます。ビュフェが画家デビューしたころは、それまでの制作方法にとらわれない「ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)」が現れ、フランス映画界が次々と意欲的な傑作を生み出しはじめた、まさにその時代でした。ビュフェは、彼の人気がピークにあった1958年、第11回カンヌ映画祭の審査員として招かれてもいます。1950年代後半からその後のフランス映画のポスターで、当時の雰囲気をお楽しみください。

スケジュール

開催中

2024年4月6日(土)〜2024年11月24日(日)あと80日

開館情報

時間
10:00〜17:00(3月~10月)
10:00〜16:30(11月~2月)
休館日
水曜日、木曜日
祝日の場合は開館し翌金曜日休館
入場料一般 1000円、 大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.buffet-museum.jp/exhibitions/2590/
会場ベルナール・ビュフェ美術館
https://www.buffet-museum.jp/
住所〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57
アクセスJR東海道線三島駅北口より無料シャトルバスで25分
電話番号055-986-1300
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