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[画像: 野見山暁治《レチロ公園の樹》1963年  油彩・カンヴァス]

「2022年度 長崎県美術館 新収蔵記念 野見山暁治展」

長崎県美術館
終了しました

アーティスト

野見山暁治
今年度、長崎県美術館のコレクションに昨年12月に満101歳を迎えた画家・野見山暁治の作品が新しく加わりました。本展ではそれを記念し、新収蔵作品を一挙公開します。

野見山暁治は1920年に福岡県飯塚市の炭坑の町に生まれました。幼少期より絵を描くことを好み、父親の反対に遭いながらも次第に画家を志すようになります。そして17歳の時に東京美術学校油画科予科に入学、翌年本科に入学しました。ところが次第に戦争が激しくなると、野見山は繰り上げ卒業を余儀なくされ、陸軍に入隊し満洲へと派遣されます。しかしまもなく肺の病気により内地送還され、傷痍軍人福岡療養所で終戦を迎えました。

1952年から1964年にかけてフランスへ絵画留学。西洋の造形感覚を身に着けていく一方で、留学後半期には自らの中に潜んでいた東洋に目覚めます。帰国して以降、国内の美術運動や団体からは距離を置き、現在に至るまで独自の画業を展開してきました。

野見山の作品では常に、自らが目にしたものや記憶など、身近なものが色や形を自由に変え、さらには意味をも剥ぎ取られながら絵の中に顕現します。そしてそれらが画面の中でせめぎ合いながら、緊張感を保ったまま見る者に迫ってきます。ときに軽妙で、ときに重厚な、野見山の絵画世界を支える造形力は、100歳を過ぎた今もなお衰えることがありません。
本展では留学時代に赴いたスペイン滞在期(1963年)の作品から2010年までの油彩画12点をはじめ、水彩画や素描を合わせ、幅広く野見山芸術を紹介します。

[関連イベント]
1. アーティスト・トーク
日時: 8月10日(水)15:00~16:00(開場14:30)
会場: ホール
講師: 野見山暁治
定員: 40名(応募多数の場合は抽選)
料金: 無料(要コレクション展観覧券)
2. レクチャー「野見山暁治 画家としての歩み」(コレクション・イン・フォーカス第4回)
日時: 9月11日(日)11:00~11:40(開場10:30)
会場: ホール
講師: 森園敦(長崎県美術館学芸員)
定員: 先着30名
料金: 無料
3. 担当学芸員によるギャラリートーク
日時: 9月3日(土)、10月1日(土)各回14:00~
会場: 常設展示室第1室
料金: 無料(要コレクション展観覧券)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年8月10日(水)〜2022年10月10日(月)

開館情報

時間
10:0020:00
休館日
毎月第2・第4月曜日は休館(祝日の場合は開館し翌日休館)
年末年始休館
入場料一般 420円、大学生・70歳以上 310円、高校生・中学生・小学生 210円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttp://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/787
会場長崎県美術館
http://www.nagasaki-museum.jp/
住所〒850-0862 長崎県長崎市出島町2-1
アクセス長崎電気軌道大浦支線メディカルセンター駅より徒歩5分、JR長崎本線長崎駅より徒歩17分
電話番号095-833-2110
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