公開日:2024年12月14日

世界自然遺産、沖縄本島北部の芸術祭。「やんばるアートフェスティバル 2024-2025」が1月開催へ

メイン会場の、大宜味村立旧塩屋小学校。沖縄八景に数えられる塩屋湾に位置する唯一無二のロケーション

2021年7月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産委員会は「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」の世界自然遺産登録を決定。ますます注目されるこのエリアにて「やんばるアートフェスティバル 2024-2025」が開催される。会期は2025年1月18日〜2月24日。

キーヴィジュアル

過去7回にわたって行われたこのフェスティバルにはのべ35万人が来場。総合ディレクターに石垣島生まれのアーティスト・仲程長治を迎え、本年度は「山原本然」をテーマに「エキシビション部門」「クラフト部門」の2部門でプログラムが構成される。

現代アートの作品が集まる「エキシビション部門」のディレクターは、金島隆弘。浅田政志、伊藤彩、片桐功敦、チームやめよう、Chim↑Pom from Smappa!Group、津田道子、椿昇、黃海欣、Henning Wagenbreth、麥生田兵吾、淀川テクニック、ロドリゲス=伊豆見・彩、渡辺志桜里ら31組が、沖縄・やんばるならではのサイトスペシフィックな作品を発表する。

Chim↑Pom from Smappa!Group 撮影:山口聖巴
ロドリゲス=伊豆見・彩
ヘニング・ヴァーゲンブレト

伝統から現代まで、県内の様々なクラフトを展示販売する「クラフト部門」のキュレーターは、麦島美樹/麦島哲弥。 亞人、acier+Grau、ALOALO mirror、itoguchi_、伊豆味ガラス工房うみのおと、漆works三時茶 O' Tru no Trus、オサム工房、神谷窯ら職人22組が生む、陶器、ガラス、織物、染物、木器など、沖縄の風土を感じさせる商品が揃う。

メイン会場・大宜味村立旧塩屋小学校でのYAF CRAFT MARKET

ヤンバルクイナなどに代表される希少な動植物や、伝統芸能や祭祀、スピリチュアル・スポットや長寿の村として知られる地元食も人気のやんばる(沖縄県北部地)。自然のなかを巡る魅力的なロケーションで展示される作品、クラフトを通じて、やんばるの魅力を体感してほしい。

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