東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYで、ロサンゼルスを拠点に活動する写真家トリスタン・ホリングスワース(Tristan Hollingsworth)による世界初個展「COLOR WORKS(カラー・ ワークス)」が開催される。会期は11月2日から2025年1月13日まで。
トリスタン・ホリングスワースは恍惚やノスタルジー、静寂をとらえ、変化する色彩や動きを感じさせる幻想的なアナログ写真で知られる。自然や人間の姿などをモチーフにシュルレアリスムの要素を組み合わせたイメージは、暗室での技法の探求や二重露光などを駆使して生み出される。これまでにYOHEI OHNO、シャネル、ADI、ソニー・ミュージック、Architectural Digestなど、 世界中の様々なアーティストやファッションブランドとともに作品を制作してきた。
本展では、一瞬の儚さや感情の深みをとらえた代表的な作品に加え、暗黒舞踏で知られる笠井叡を題材にした新作も発表する。笠井叡は、土方巽や大野一雄とともに、日本の前衛舞踏シーンに多大な影響を与えた舞踏家で、ホリングスワースは日本の文化や芸術に対する深い関心と敬意を表現するために笠井を被写体に選んだという。
会場では、作品の展示・販売をはじめ、展覧会のために作られた限定グッズや、ディーゼルとのコラボレーションによるアイテムも販売。展示と合わせてチェックしたい。