Studio Toer Firefly Field
近年、都市における新たな芸術表現や賑わい創出の仕掛けとして用いられる、光を使用した芸術作品・ライトアート。虎ノ門ヒルズおよび新虎通りエリアにて、11月13日〜2024年1月8日の間に「TORANOMON LIGHT ART」が開催される。
光のフェスティバルの先駆けであるオランダ・アムステルダムの「Amsterdam Light Festival」を運営するLight Art Collection(LAC)とパートナーシップを結んだことで、今回の実施を迎えた。 期間中はアーティストや建築家、プロダクトデザイナーによる芸術的なライトアートが、虎ノ門の街の各所で観ることができる。
森ビル株式会社、新虎通りエリアマネジメント協議会、 一般社団法人新虎通りエリアマネジメント、新虎通りエリアプラットフォーム協議会が主催する今回のイベント。虎ノ門エリアは、2023年の虎ノ門ヒルズの完成により、最先端の文化発信やエンターテインメント、商業の拠点としても大きく進化した。今回のイベントをきっかけに、地域全体のさらなる活性化を目指していく。
芝生の広場に無数の光が宵闇を飛び交うインスタレーションは、Studio Toer(オランダ)の《Firefly Field》だ。生物発光(bioluminescence)によって闇に輝くホタルにインスピレーションを受けた作品で、透明なカプセルに収めた LED の光がシンプルな動力で予測不能に動きまわる。alaa minawi(レバノン)は《My Light Is Your Light》で、6人の等身大の人物像は、はるか遠くから辿り着いた「難民」たちを表現する。
数百匹もの光り輝く蝶が群れをなして飛行する様子を描くのは、Aether & Hemera(イタリア)の《On the Wings of Freedom》。一羽の蝶の羽ばたきが、はるか彼方で大きな嵐を引き起こす現象を意味する「バタフライエフェクト」から着想を得た作品だ。
そのほかにも、レオ・ビラリール の《Firmament(Mori)》やジャウメ・プレンサ の《ルーツ》など、「TORANOMON LIGHT ART」の展示作品周辺には、パブリックアートもいくつか見つけられる。改めてゆっくり鑑賞するのもいいだろう。虎ノ門ヒルズに設置されているパブリックアートのすべては、こちらから確認できる。
都市回遊型アートイベント「TORANOMON LIGHT ART」
日程:11月13日~2024年1月8日
場所:虎ノ門ヒルズおよび新虎通りエリアにて