先週からこの週末にかけ、東京は同時多発でイベントが開催される「アートウィーク」。
秋葉原では、新しくスタートした「TOKYO FRONTLINE」が、そして恵比寿では3回目を迎えた「恵比寿映像祭」(-2.27)、六本木では「G-tokyo2011」(-2.27)が開催された。
■TOKYO FRONTLINE
まずは、昨年オープンしたアートセンター 3331 Arts Chiyodaで開催された「TOKYO FRONTLINE」から。
若手コンテンポラリーアーティストを選抜した「FRONTLINE」、日本とアジアに拠点を置く20のギャラリーブースが集められた「GYM」、海外のアート組織、企業、メディアとコラボする「EXCHANGE」の3セクションで構成。「FRONT LINE」で紹介された38組の作家は、当日会場で販売されていた書籍「このアートがすごい 2011」にまとめられ、こちらはiPadアプリとしても配布をしている。
http://itunes.apple.com/jp/app/id417921044?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
■G-tokyo2011
森アーツセンターギャラリーではG-tokyo2011。27日まで、エキジビション・ウイークが開催されている。
周辺エリアでは、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム 、ワコウ・ワークス・オブ・アートをはじめとする4つのギャラリーが麻布警察署の裏手にある「ピラミデビル」内にオープン。こちらは追って後日紹介したい。
同じく六本木では、カラオケルームをアートフェア会場にした「Mancy’s Art Nights」も開催された。
■第3回恵比寿映像祭
プログラムの構成は、美術館内での作品展示と、上映プログラム、恵比寿ガーデンプレイスセンター広場でのオフサイト展示に分かれる。ほか、レクチャー、トークイベント、ライブも開催。最終日27日は、参加作家の松本力、黒坂圭太も参加するクロージング・ライヴ「デイドリーム・ビリーバーズ!!」が予定されている。
なかでも、今回話題なのは、ヤン・シュヴァンクマイエルによる5年ぶりの長編《サヴァイヴィング ライフー夢は第二の人生ー》の国内初のプレミア上映だ。チケットは早々に完売。
オープニング当日のプレスツアーでは、参加作家らがシュヴァンクマイエル氏との対面に感動する場面もみられた。チェコセンター東京では、ヤン・シュヴァンクマイエル展 〜夢こそ真 ~ が開催されている。(こちらは2011/4/1まで! )
森弘治による《死のワークショップ(仮)》では、演劇を学ぶ学生らがある男の臨終の場面を演じる。パイプ椅子などの小道具が死を迎える男の身体の上に滑稽に横たわる。森は、インターネットの質問サイトに投稿された問いかけと、回答から選んだテキストをもとに、一人の女優が投稿主の主婦らを演じる《Re》も展示している。
1ヶ月後の「アートウィーク」には、六本木アートナイト、アートフェア東京が待っている。