「東京建築祭」5月開催！築地本願寺、東京ステーションホテル、中銀カプセルタワービル「SHUTL（シャトル）」など名建築を特別公開

東京初の大規模建築公開イベント「東京建築祭」が、5月25日～26日に開催される。（一部、18日～24日に開催）「東京建築祭」は、「建築から、ひとを感じて、まちを知る。」を合言葉に、建築を通して人の思いに触れて、まちの魅力を再発見し、変わり続ける東京の未来を考えるイベント。歴史的な近代の遺産、戦後に生まれたビル、先鋭的な現代建築など、多彩な建築の魅力に光を当て、普段は公開されない場所を特別に一般公開。建築の使い手や専門家などによるガイドツアーを行い、建築を身近に考える機会を作る。

近年、建築の楽しみを深め、まちの魅力を再発見する催しが世界中で盛んである。「シカゴ建築センター」のリバークルーズ、「オープンハウス・ロンドン」、国内でも福岡、広島を皮切りに「イケフェス大阪（生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪）」「京都モダン建築祭」「神戸モダン建築祭」などの大規模な建築公開イベントが開催されている。

「東京建築祭」初年度の今年は、日本橋・京橋、丸の内・大手町・有楽町、銀座・築地エリアの名建築を中心に企画。奇想の建築家・伊東忠太の最高傑作と名高い「築地本願寺」は、普段は非公開の貴賓室や講堂、本堂裏の廊下を特別公開。世界的に有名な黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワービル」のカプセル2基を再活用して生まれたアートスペース「SHUTL（シャトル）」や、現存する最古のアメリカンタイプのオフィスビルである「三井本館」などが一般公開される。

特別公開　16ヶ所　（無料・申込不要）

東京ステーションホテル、新東京ビルヂング、国際ビルヂング、堀ビル、明治生命館（丸の内 MY PLAZA）、日証館、三井本館、三越劇場、江戸屋、丸石ビルディング、川崎ブランドデザインビルヂング、井筒屋、カトリック築地教会、SHUTL（中銀カプセルタワー カプセル再活用）、築地本願寺、安井建築設計事務所 東京事務所

ガイドツアーは既に申込が終了しているが、特別公開は申込不要。また「日比谷カレッジ｜建築ツーリズムに出かけよう - 東京建築祭の開催に寄せて」やオンラインイベント「世界に学ぶ建築の楽しみ方｜市民が盛り上げる建築ガイドツアー」など、関連イベントも。また、丸善ジュンク堂書店では「東京建築祭を楽しむ」ブックフェアも開催されている。