第2回目となるアートフェア、Tokyo Gendai(東京現代)が、横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)にて7月5日〜7日に開催されることが決定した。Tokyo Gendaiは、Taipei Dangdai(台湾)やART SG(シンガポール)といった、アジア太平洋地域でのフェアを主催するThe Art Assemblyによるアートフェアのひとつだ。今回は、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、スペイン、韓国を含む世界20ヶ国から73ものギャラリーが集結する。
今回、Galerie EIGEN + ART(ライプツィヒ、ベルリン)、Gallery EXIT(香港)、Kwai Fung Hin Art(香港)が初出展する。
Almine Rech(パリ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、上海、モナコ)、BLUM(ロサンゼルス、ニューヨーク、東京)、Perrotin(東京、パリ、香港、ニューヨーク、ソウル、上海、ロサンゼルス)、Sadie Coles HQ(ロンドン)、Taka Ishii Gallery(東京、京都、前橋)、SCAI THE BATHHOUSE(東京)などメジャーなギャラリーも昨年から継続する。
「ギャラリーズ(Galleries)」の見どころは、中国の伝統文化と現代文化のつながりを探求するアイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)のブロンズ彫刻の展示(Tang Contemporary)や、大規模で精巧な抽象絵画、彫刻、ネオンを用いたインスタレーションで知られるアンセルム・ライル(Anselm Reyle)を含むグループ展(SPURS Gallery)、重層的でダイナミック、複雑に進化し続ける作品を紹介する「Writings as the Universe」(Each Modern)など。
若手~中堅アーティストによる作品を展示する「Hana(Flower)」では、ソフィー・バーバー(Sophie Barber)の新作個展(Alison Jacques)、トレバー・シミズ(Trevor Shimizu)(MISAKO&ROSENとThe GreenGallery)、「More Than Human」をテーマに、淺井裕介と田中圭介による作品展示(ANOMALY)も開催される。
Tokyo Gendai 共同創業者 マグナス・レンフリューはこうコメントを寄せる。
「日本のアートシーンの新たな幕開けとなった昨年の初開催に続き、第2回のTokyo Gendaiを開催できることを大変楽しみにしています。本フェアが、日本のダイナミックな現代アートシーンを世界につなぐ拠点となり、ギャラリーや来場者の皆様が、アートトークやイベントといった充実のプログラムを通じて、新たな視点を得る機会となることを期待します」
現代の社会課題に焦点を当てた特設展覧会や、さまざまな分野のプロフェッショナルが対話するアートトーク、新たなテーマに焦点を当てた大型インスタレーション、国内の芸術文化財団とのコラボレーションによる特別なショーケースなどのパブリックプログラムも開催予定だ。