公開日:2024年10月3日

新たな文化芸術の拠点「TODA BUILDING」が、東京・京橋に11月2日オープン

ミュージアムやギャラリーコンプレックス、アートカフェなどが入居。パブリックアートプログラムも

TODA BUILDING外観

新たな超高層複合ビル「TODA BUILDING」が11月2日に開業する。

戸田建設株式会社が東京都中央区京橋一丁目で建設を進めていた「TODA BUILDING」は、9月30日に竣工。隣接街区と共同して「芸術・文化拠点の形成」と「地域の防災力強化」をテーマとした超高層複合用途ビルを建設するプロジェクトによって開発された。地下3階、地上28階建ての施設となり、8~27階はオフィスフロア、1~6階は芸術文化施設と商業施設で構成される。

TODA BUILDING広場イメージ

6階にオープンする「CREATIVE MUSEUM TOKYO(略称:CMT)」は、作品や表現者、そこに至るまでのプロセスを大空間で体感できるミュージアム。アニメやマンガ、音楽などのポップカルチャーや、現代アート、デザインなどの展覧会を年間約4本開催する。ミュージアムショップとミュージアムカフェも併設される。

左:CREATIVE MUSEUM TOKYOエントランス、右:6階フロアイメージ

1階には、THE CITY BAKERYとArtStickerが運営する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」がオープン。アート作品に囲まれた空間でパンやコーヒーを楽しめるスペースとなり、柿落としとして友沢こたおの新作個展「Fragment」が行われる。

左:Gallery & Bakery Tokyo 8分ロゴ、右:Gallery & Bakery Tokyo 8分イメージ

3階にはギャラリーコンプレックスが誕生。「タカ・イシイギャラリー 京橋」「小山登美夫ギャラリー 京橋」「KOSAKU KANECHIKA」「Yutaka Kikutake Gallery」の4ギャラリーが集結する。

3階ギャラリーコンプレックス イメージ

また1階と2階の共用空間にはパブリックアートが登場。戸田建設がアート事業「ART POWER KYOBASHI」の一環として取り組むパブリックアートプログラム「APK PUBLIC」により、新進アーティストやキュレーターの作品発表の場として利用される。

左:「APK PUBLIC」ロゴ、右:1階エントランスロビーイメージ

第1弾となる「APK PUBLIC Vol.1」では、飯田志保子をキュレーターに迎え、「螺旋の可能性―無限のチャンスへ」をテーマに、小野澤峻、野田幸江、毛利悠子、持田敦子の4名のアーティストの作品を11月2日〜2026年3月まで展示する予定。

左から:小野澤峻、野田幸江、毛利悠子、持田敦子
飯田志保子

このほか飲食店「和食日和 おさけと 京橋」と、セブンイレブンがビルのグランドオープンとともに開業し、そのほかの飲食店は2025年春以降のオープンとなる。また8階には、戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」が創設。一般公開は2025年初頭を予定している。

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