公開日:2025年2月5日

東京都美術館が2025年度のスケジュールを発表。ミロ、ゴッホ、スウェーデン絵画展など注目のラインアップは?

展覧会を鑑賞する、子供たちが訪れる、芸術家の卵が初めて出品する、障害のある方が何のためらいもなく来館できる、すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指す東京都美術館。気になる2025年度のラインアップを紹介

© 東京都美術館

「ミロ展」(3月1日~7月6日)

ピカソと並ぶ20世紀美術を代表するスペイン出身の巨匠ジュアン・ミロ(1893〜1983)。90歳まで挑戦を続けたその画業の全体を、初期から晩年までの代表作によって紹介する。幅広い層を魅了するミロ作品の真髄を体感できる大回顧展。

「都美セレクション グループ展 2025(6月10日~7月2日)

従来の発想にとらわれず新しい表現を追求する現代作家たちの創作活動の支援を目的とし、東京都美術館の展示空間だからこそ実現可能な、グループによる展覧会企画を公募。審査により選出した3グループの展覧会をする。

「つくるよろこび生きるためのDIY」(7月24日〜10月8日)

アートとライフの垣根を越え、人々の「よりよく生きる」ことへの思いが導くDIY(Do It Yourself、自分でやってみよう)の可能性について、7組の現代作家と建築家の視点で問いかける。

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(9月12日〜12月21日)

ファン・ゴッホ家のコレクションに焦点を当てる展覧会。ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホ(1853〜1890)の作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの手紙4通なども展示し、家族が守り受け継いできたコレクションを紹介する。

「上野アーティストプロジェクト 2025」(11月18日〜2026年1月8日)

公募団体展と共に歩み続けてきた東京都美術館の歴史と伝統を踏まえ、毎年魅力的な企画テーマを設定し、公募団体など活躍している作家を紹介する「上野アーティストプロジェクト」の第9弾。今回は、刺繍や指子の技法を用いて表現活動を展開してきた作り手たちに注目する。

「スウェーデン絵画展」(2026年1月~4月)

雄大な自然や心地よい暮らしで知られる北欧への関心が高まるなか、スウェーデン美術を紹介する展覧会が開催される。スウェーデン国立美術館の全面協力のもと、スウェーデン美術黄金期とも言える19世紀末から20世紀にかけて生み出された魅力的な絵画を通して、自然とともに豊かに生きる北欧ならではの感性に迫る。

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