公開日:2022年11月28日

情報過多の時代にデザインの「根源」と「つながり」を訪ねて。21_21 DESIGN SIGHTで企画展「The Original」が来年3月開催

土田貴宏、深澤直人、田代かおるが100点以上のプロダクトをセレクト

The Original メインビジュアル 掲載プロダクト:フェイ・トゥーグッド 「ローリーポーリー」(2018、ドリアデ)

「The Original」とは何か?

デザインジャーナリスト土田貴宏を展覧会ディレクターに迎えた企画展「The Original」が、21_21 DESIGN SIGHTで開催されることが発表された。会期は2023年3月3日から6月25日まで。

同展が定義する「The Original」とは、社会に深く影響を与え、そのエッセンスが後世にまでつながれていくようなデザインのこと。

掲載プロダクト:フェイ・トゥーグッド 「ローリーポーリー」(2018、ドリアデ)

生活様式が目まぐるしく変化する現代社会においては、デザインが本来的に持っているエッセンスは見失われ、さらにそれと出合おうとする人の意欲も薄れていきがちだ。そんな時代のなかで世界の流行やトレンドに適応するのではなく、目の前にあるデザインの参照点を辿ることで、時間を超えたデザインの文脈、それらを生み出したデザイナーたちとのつながりを発見しようというのが展覧会のテーマだ。

展示空間には、ディレクターである土田、企画原案の深澤直人、企画協力の田代かおるが、家具、食器、テキスタイル、玩具など100点以上のプロダクトをセレクトして展示。あわせてその魅力を伝える写真やテキスト、選考過程や関係性を説明する資料などを通して、「The Original」の背景にある考え方を紹介していく。

展覧会ディレクターを務める土田貴宏

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