公開日:2024年4月12日

新スペース「テツ・アートプラザ」が来秋、水戸に誕生。明治時代の建造物が美術館、カフェなど入居の複合施設として生まれ変わる

水戸芸術館の近隣にオープン。美術館名は「クヴェレミュージアムMITO」。来年3月には建物が竣工し、来年11月の開館を目指す。

茨城県水戸市に、新しいカルチャー複合施設「テツ・アートプラザ」が開館する。2019年まで三菱UFJ銀行水戸支店として営業していた旧川崎銀行水戸支店が、コミュニティスペース・美術館・カフェを併設した複合施設として生まれ変わる。

旧川崎銀行水戸支店外観

建物は、明治時代に建てられた由緒ある建造物。設置者はアパレル・チェーンの株式会社アダストリア代表取締役会長・福田三千男。

福田三千男

「テツ・アートプラザ」の運営方針は「まちにいきる」「歴史を感じる」「生活を楽しむ」の3つ。美術館では、地元のコレクター吉田光男より寄贈されたシルクロードの仏教美術や陶磁器のコレクション、近代の日本画・洋画の名品を展示する予定で、目玉作品となる横山大観の《放鶴》 も公開される。

建設予定地は、コンサートホール、劇場、現代美術ギャラリーで構成される水戸芸術館の近隣でもある。建設工事は昨年秋に着工し、来年3月には建物が竣工する予定。秋の開館を目指している。

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。