チームラボとサウジアラビア王国文化省は、紀元前にまで遡る文明の痕跡のある歴史都市ジッダ地区に大規模なミュージアム「teamLab Borderless Jeddah(チームラボボーダレス ジッダ)」を建設。6月10日にオープンする。
延床面積約1万㎡に及ぶ「チームラボボーダレス ジッダ」は、ユネスコ世界文化遺産ジッダ歴史地区を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設される。中東初のチームラボボーダレスでは、50以上の作品群が公開される予定だ。
「チームラボボーダレス」は、アートコレクティヴ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。他の作品と関係し影響を受け合い、時には混ざり合う作品群に身体ごと没入し、「境界なく連続するひとつの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」ことができる。
2018年6月にオープンした東京・お台場の「チームラボボーダレス」は、年間来館者数230万人を超え、単一アート・グループとして世界で最も来館者が多い美術館として世界記録に認定された。「チームラボボーダレス ジッダ」は、チームラボとサウジアラビア王国文化省の共同プロジェクトとして、ジッダ歴史地区の歴史的・文化的な都市中心部を、王国の多様な歴史を反映した活気ある文化中心地として保存することを目指している。