アート集団チームラボと森ビルが共同で手がける、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(以下、エプソンチームラボボーダレス)は、国内外から多くの人が訪れるミュージアム。来場者数でギネス認定を受けたこともある同ミュージアムだが東京・お台場から移転し、2024年1月(予定)に麻布台ヒルズに新オープンすることが明らかになった。
新エプソン チームラボボーダレスにおいてチームラボは、新たなアートプロジェクト「認知上の存在」をテーマにしたまったく新しい実験的な作品群を発表。エプソン チームラボボーダレスの体験は大きく進化するという。
たとえば、無数の球体が空間を埋め尽くす新作《Bubble Lamps(仮)》では、シャボン玉状の光の塊が出現。しかし光のシャボン玉は、物質的には存在せず、私たちの認知上にのみ存在している光の現象なのだという。同様に無数の光が空間を走り続ける作品《Microcosmoses - Jelly(仮)》は、認知上にしか存在しない光のゼリーが主役で、展示に先駆け紹介動画も公開されている。
そのほかにも無数の光線の集合による球体、光による曖昧な立体物を構築する彫刻、物質的にあるように見えるが実際には存在しない壁を用いた作品など、説明だけでは理解が及ばない作品が多数揃う。SNSで話題必至の新スポットの誕生だ。