「台北當代(タイペイダンダイ) アート&アイデア」が、5月10日~12日まで、台北南港展示センター(Taipei Nangang Exhibition Center)にて開催される。
文化交流の場として、台湾を紹介するプラットフォームとして第5回の開催となる「台北當代(タイペイダンダイ) アート&アイデア」。デイヴィッド・ツヴィルナー(David Zwirner)、エリック・ファイアストーン・ギャラリー(Eric Firestone Gallery)、 ガレリア・コンティニュア(Galleria Continua)、ペロタン(Perrotin)など世界をリードする有力ギャラリーをはじめ、世界19ヶ国から78のギャラリーが参加。
台湾、アジアならびに世界からのギャラリーが出展するギャラリーズ(Galleries)、アジアの多様な伝統美学や対話を通して現代を体現するエンゲージ(Engage)、新進気鋭のアートが発見出来るエッジ(Edge)、大規模かつ没入型インスタレーション作品を紹介するノード(Node)が展開。今年度新たに、個展形式や著名アーティストに焦点を当て新たな文脈でキュレーションされたエヴォーク(Evoke)も設置される。
世界各地から専門家が一堂に会し、学際的かつ領域横断的に過去、現在、未来におけるアートのあり方における議論を展開するアイデアフォーラムでは「文化としてのコレクション」をテーマに、コレクションにみる台湾の歴史と伝統に焦点を当てていく。VIP向けの特別カルチャーツアーでは、ミシュラン星付きレストランや、台北・台中・高雄における歴史的文化的名所を訪問し、台湾の歴史的な文化や多様な食、美しい自然に浸ることができる。
第5回の開催となる台北當代アート&アイデアに、世界のアート界から皆様を再びお迎えできることを誇りに思っています。ギャラリーは益々アジアに目を向ける傾向にありますが、これは台湾が地域を牽引するマーケットとして認知されている証でもあります。長年に渡り育まれ洗練されたコレクターから成るコミュニティから、国際レベルでの活躍が増えている新しい世代まで、台湾のコレクター陣はアジアのアート市場において傑出した役割を果たしています。台湾やアジア全域からの来場者をお迎えし、本フェアの開催中に活気に満ち進化するアートシーンを体験いただけることを楽しみにしています。(台北當代共同創設者兼共同ディレクター、マグナス·レンフリュー プレスリリースコメントより)
美術館、文化機関、ギャラリー、重要な個人コレクションが数多く存在し、アジアでもっとも長い歴史を持つ台北ビエンナーレが開催されるなど、注目が高まる台湾のアートシーン。フェアの開催週には、台北・信義地区に位置するレンゾ・ピアノ設計の富邦美術館(Fubon Art Museum )のこけら落としの展覧会「真の自然:ロダンと印象派の時代(True Nature: Rodin and the Age of Impressionism )」や、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツとの共催で南アフリカの著名なアーティスト、ウィリアム・ケントリッジの大規模個展が台北市立美術館にて開催される。