公開日:2022年11月21日

施井泰平インタビュー。著書『新しいアートのかたち NFTアートは何を変えるか』が示すブロックチェーンとアートのこれからとは

現代美術家、スタートバーン株式会社代表取締役の施井泰平が初の単著を刊行。ブロックチェーン技術がアートにもたらす抜本的な変化の可能性や、近年のNFTアートの盛り上がりなどについて解説した本書の執筆へと至る現状への危機感、そして展望などについて聞いた。

アートの流通のインフラ整備を目指す「スタートバーン株式会社」代表取締役の施井泰平がこのほど、『新しいアートのかたち NFTアートは何を変えるか』(平凡社新書)を出版した。生前はほとんど作品が売れなかったという伝説で知られる巨匠ゴッホの例を取るまでもなく、発表時に十分な対価を得られなかった芸術家の作品が、二次流通以降に高額取引を繰り返して莫大な価値に跳ね上がるケースは珍しくない。というか、その投機的な魔力と不透明な流通過程が従来の「アート」そのものであり、作家の「価値」は市場から置き去りにされることが常だった。この隙間を埋め、作家の経済基盤の充実や業界全体の信頼性担保に努めてきた同社は、ブロックチェーンという最新技術と融合し飛躍した。さらに昨年爆発的な話題を呼んだNFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン)アートについての考察も加えて本書をまとめたねらいやアートの未来について、施井に聞いてみた。

施井泰平

美術家を志した幼少期から特許取得まで

──施井さんは2006年の段階で、作品が二次流通した際に作家に還元金が支払われる仕組みを日米両国で特許取得されています。これは作家の経済的基盤を支えることが目的だったのですか。

結果はそうですが、その過程として、インターネットが発達した今日は、トップ層以外の99.9%がダイナミズムを起こせる時代であり、そのためには金をきちんと回す必要があるという考え方が根底にあります。たんにアーティストが食うために儲かればいいというより、市場全体、アートシーン全体が盛り上がらなければならない。

──幼少時から美術家を目指してきたそうですが、ご両親や周囲の環境の影響ですか。

両親ともアート好きで百貨店の「ジャン・コクトー展」に連れて行かれたりしましたが、親戚にアート関係の人はいないです。母も母方の祖父も美大に進学したかったのに親に反対されたみたいで、さらに言うと両親の祖父が発明家で、発明を基に起業している人が多いという家系ですね。自分が美術家兼起業家のようになってしまったのも意外なところがあるんですけど。

アーティストは誰に憧れてというのではなく、職業としてカッコいいなと中学校に入る前から漠然と思っていて。じゃあ絵が上手くないとなれないだろうと中学生になると、ひとりでデッサンの練習をするようになりました。野球選手になるために素振りを欠かさないみたいに。誰に頼まれたわけでもないのに(笑)。

──特許を取られた2006年は、ブロックチェーンの技術も世に出ていないし、NFTの影も形もない時代。当時から考えていまの状況は想像できる範囲ですか。

イエス&ノーで、どちらかといえばノーに近い。証明書のような機能に秀でたブロックチェーンがあれば、特許取得も容易だったでしょうが、逆にそれがなかった当時は難題でした。日米両国で特許を取るのに400万円ぐらいかかりましたけど、当時私の年収は150万円ぐらい。方々から借金するなど相当な情熱を持って取り組めたのは、それまで日本のアーティストたちが示唆的なことをたくさんやってきたのに、全然認知されないことが歴史上何度もあったからです。そういう話を聞くたびに、人より重要なことを先にやっていたのに、大きな力に負けてしまわないためには、特許としてかたちに残すべきだと考えました。

だから現実になればそれで特許料を取ろうというのではなく、世に刻むため、いまでいうブロックチェーンのような機能を求めて特許を取得したという感覚ですね。

ブロックチェーンの登場

──ブロックチェーンはその技術を使ったビットコインが2008年に発明されたことによって出現し、広まっていきました。施井さんはいつごろからブロックチェーンの存在を知り、活用にするに至ったのですか。

ビットコインは2012年ごろなんとなく話題に上っていたのを認知した程度ですが、ブロックチェーンで何かできそうだなと当事者意識が芽生えたのは2016年ごろですね。2015年末に英国で、ビットコイン上にアートのデータを書き込んで証明をする「Verisart」というサービスが始まった。ブロックチェーンはサプライチェーンには有効とは聞いていたけれど、自分たちに関係があるとは思っていませんでした。じつは当時、還元金が送れるeコマースを立ち上げていて、売買が発生したときにアーティストや批評家にお金が入る試みをしていたけど、全然うまくいってなかった。「ここで作品を買った人が、ほかの取引所で二次販売したら、その還元金はどうなるんですか」と聞かれて答えられなかった。そんなときにVerisartが始まり、この技術を使えば証明書発行だけじゃなくて還元金の自動実行もできるんじゃないか、とリサーチを始めたんです。

──この頃はイーサリアム(ビットコインに次いで時価総額の高い暗号通貨)が出始めで、それが持つ特徴のスマートコントラクト(契約の自動実行機能)もまだほとんど知られていなかったと思います。

そうなんです。僕がそもそも東京大学で起業したのは、油絵科出身の自分が周囲も含めて大きなIT会社を作れるような能力やネットワークに欠けていたからで、東大でエンジニアを集めてようやくeコマースを立ち上げるレベルになった。しかしその東大でも、人工知能(AI)は研究室もたくさんあって最新研究も行われていましたが、ブロックチェーンは研究室もないし、専門家もいなかった。だから自分たちで一からリサーチも始めたのでよく覚えているのですが、まだスマートコントラクト利用のリファレンスは半分も描き上げておらず、空欄がいっぱいあるような状態でした。しかしスタートアップ企業としては、リファレンスがないぐらいのところに突っ込んでいかないとという思いで、エンジン全開で突っ走ってきた感じです。

──スマートコントラクトの出現で方向性が見えてきた?


そうですね、これでいけるなと手応えを感じ、1ヶ月ぐらいでシステムを設計してブロックチェーンに詳しい人間に見てもらった。じつは最初にアルバイトで雇ったのは、当時高校に入ったばかりの会田寅次郎君(芸術家の会田誠と岡田裕子夫妻の長男)でした。彼が唯一周りにいたブロックチェーンのエンジニアだったんです。彼とメディアアーティストの落合陽一君はちょうど10歳離れた開成高校の同窓生で、僕が企画して鼎談したことがあるんです。アーティスト観が世代によって異なるというテーマで話をするなかでブロックチェーンに詳しいことがわかり、バイトに来てもらうことにしました。世界観が全然違って、まるで絵筆を執るようにコーディングをする。まさに寅ちゃんみたいな人が次世代アーティストだなと衝撃を受けました。

──まさにNFTアート世代ですね。NFTは、従来ずっとアート作品につきまとってきた真贋論争にもケリをつける存在にもなるでしょうか。

そこは難しいところで、真贋論争がなくなるわけではないが、事実は残すことができる。それは「真」か「贋」かという事実ではなく、この人が「真」だと判断した事実や、その作品が美術館に収蔵されていた事実も残せるので、かなり真贋論争の効率化は進むでしょう。そもそも美術館の収蔵作品は40%程度が贋作か来歴が怪しいと言われているけど、たとえ贋作だとしても収蔵されていたことは事実だし、その後に真贋鑑定をしたときにあの人は真と言った、この人は贋と言ったという事実は残せます。

──これまでは流通の度にいちいち繰り返してきたことを省略できるから、検証作業が容易かつ確実にできるようになる。

本当の意味での来歴が見られるようになり、購入の判断材料になる。ただ、オークション会社に売買履歴が残っていて、現時点でその会社が非常に信頼に厚いとしても、30年後に「じつはこの100年間ずっと嘘をついてました」というニュースが出たら、過去の評価も変わる場合があります。なので、その時代その時代で情報を見て判断できるようになるべきだと思うところはあります。

『新しいアートのかたち: NFTアートは何を変えるか』 施井泰平 著 平凡社新書 960円+税 9月20日発売

──本書の中で、作家が手放すときに発生する取引をプライマリー、それ以降をセカンダリーと言うなど、アートマーケットについてかなり紙幅を割いて解説されています。従来はバチンと切断されてきた双方の価値が、ブロックチェーン技術によって有機的につながり、連続性が担保されることで作家に還元されていくイメージです。

そうですね。そうあるべきというか、技術的に難しかったからいままでなかっただけで、ようやくあるべき論に技術が追い付いてきたとも言えます。

NFTアートとは

──いっぽうで、証明書機能としてのブロックチェーンやスマートコントラクトと、NFTアートとの線引きが素人目には難しく、掴みにくい。少し解説いただけると助かります。

そうう意味では「NFTアート」という表現が生まれることは、いちばん予想できなかった。ある種テクノロジーでアートが補填されたりすることを超えて、ブロックチェーンと紐づいてNFTの付与されたアートがひとつのカルチャーになったのがNFTアートだと思います。NFTで実現できるのは、インターネットがなければ成立しない、かなりダイナミズムに基づいた世界。既存のアートの取引と、スピード感やトレーサビリティなどが圧倒的に違うので、そこでひとつの大きなカルチャーが生まれた感覚でしょうか。いまのところNFTアートとNFTを使ったアーティストのアートは全然違うものとして始まっているんですけど、おそらくこういったカルチャーは、長い目では既存のアートをも巻き込んで融合していってしまうのではないかと思います。

──ダミアン・ハーストが2021年にロンドンで行った「The Currency」というプロジェクトは示唆的ですね。1万点のペインティングをすべてNFT化して、コレクターに現物で所有するのかNFTで所有するのかを選択させ、NFT所有を望んだ場合は現物を燃やすという先駆的なイベントでした。結果的に5149人の購入者が現物を、4851人がNFTを選びました。(注:取材後の2022年10月11日、4851枚の作品の焼却が開始された)。

ダミアンはほんとにすごい。NFTを使ったデジタルアートと物理的なアートのどちらが価値があるのかを問うてるし、暗号通貨とNFTの中間領域に攻め込んでいって、アートとは暗号通貨なのか、そもそもアートはファンジブルなのかノンファンジブルなのか、たとえば版画はどっちなのかというところを突いている。それをこの時代の端境期でやっているのが面白い。逆にいうと1回きりの、この時代のこの現代美術から問える唯一の作品であって、みんなが彼と同じことをやればアートになるかといえばそうではない。いままでずっと美術をやってきた人はそういう問いに晒されているし、10年20年ぐらいはいろんな問いを経て自分のものにしていくのかなと。

──アートフェスにNFTを取り込んだイベントも今後増えていきそうですね。


そうですね、当社が9月に企画した「ムーンアートナイト下北沢」も然りです。そもそもNFTが世の中に広がったのは、コロナ禍によって物理的なスペースでの活動ができなくなった人たちが、インターネットの中に活路を求めたからという説もあります。しかしこの数ヶ月はコロナからの揺り戻しで、閉塞感を持った人たちがお客さんも含めて現場に戻りたいという動きが広まっている。そこで家でもできるアートというより、現場に誘い出すためのテクノロジーとしてNFTを使おうというコンセプトがありました。

「ムーンアートナイト下北沢」は2022年9⽉10⽇〜25日、東京・下北沢エリアで開催。写真はルーク・ジェラム《Museum of the Moon》

──NFTアートは今後、美術館などリアルな現場で見せるのか、VRの世界の中で自分だけで鑑賞したり属するコミュニティの中で見せ合ったりするのか。たとえばVR美術館のようなものもできていくのか。どんな将来像になるのでしょうか。

まさにそういう感じで進んでいきそうですね。美術館は作品をアーカイブして後の時代に残していく使命があり、米国のLACMA(ロサンゼルスカウンティ美術館)がトム・サックスのNFTアートを収蔵しました。NFTアートの収蔵品としては世界初と言われていて、今後は世界各国の施設でも進んでいくでしょう。しかしそうなった場合、その作品がNFTアートであることは文脈的に重要だが、作品の画像自体はそこら辺からダウンロードしても、それが実物なのかどうか誰が見てもわからない。VRでも、それが本物であることを知る手段として、クリックしたらOpenSea(NFTアートを売買できるインターネット取引所)に飛ぶリンクがあるとか。まだ今後具体的にどうなっていくか予想が難しい世界なんですが、確実にそういう未来にはなってくるのかなと感じます。

──本書を読み込むと、NFTが、ある種の一過性のブームで本質を理解されないことへの危機感から書かれている印象を受けます。アート作品がゆっくり時間をかけて価値を獲得していくなかで、NFTがもたらす意味はどんなものですか。

デジタルアートとの相性がいいことが大きなポイントですね。たとえばこれまでビデオ作品はインスタレーション全体で販売しないと作品が守りづらかった。単体で販売すると勝手にコピペされ流通管理が無秩序な状態に陥りやすく、そもそも二次流通市場が生まれにくいジャンルだった。それに対してNFTを用いれば映像作品そのものを版画のごとく販売できるし、真正性を担保しながら世の中に残していける。アートの在り方をそこまで俯瞰して考えている人はほとんどいないと思うんですけど。実際にはコレクターが所有しているのはせいぜい生きてるあいだの数十年で、最終的に美術館に収蔵されたら、完璧にパブリックなものになる。アートはそういう不思議な存在なんだけど、そこには技術が喚起できる要素があるのかなと思う。いま欲しいから買った、だから飾っておきます、だけではなく、長期的に価値を残していく、そのためにテクノロジーを活用するという意識の高まりが業界の中で広がっていくべきかと思います。

OpenSeaのメイン画面 出典:https://opensea.io/

NFTアートの所有から広がるコミュニティ

──いっぽうで、本書の中で、NFTアートを買うと「自慢できる」のが長所でもあると(笑)。でも所有したものを見せびらかしたいという欲求がアートの本質でもある。

NFTアートのカルチャーが従来とまったく異なるのは、OpenSeaなどのプラットフォームの各アカウントに、販売している作品だけではなく購入した作品も全部リスト化されていて、誰が何を持っているのかがIDと結びつくことでわかるようになっている。普通、自分が買った作品の実物を「これ持ってるぜ」と多くの人に見せるのは難しいけど、OpenSeaは意図的に隠さない限り開示されちゃうので、「あのIDの人はこれ持ってるんだ」という感じで匿名でもコレクション内容で信頼されたり、コミュニティへの参加がどんどん広がっているんです。日本ではコレクションを自慢すると嫌われるみたいなマイナス思考になりがちですけど、NFTアートに関してはもうプラスのことが起きてしまっているので、それが逆輸入みたいに日本でも広まればいいなと思います。

僕が持っているNFTに対しても、プラットフォーム内で続々とオファーがくるんです。僕は二次販売するつもりはまったくないんですけど、方々から「幾らで売ってくれ」とかくる。こうなると自慢ということに収まらない、自分が持っているものが人気になっているという感覚が面白くて、もっと増やしたくなるというか。独特なアートのコレクションの楽しみ方ですね。

──所有の概念や感覚が変わってきているのでしょうか。


本の第一章にも「NFTは情報化社会の『ラストパンチ』?」と書きましたが、アートはインターネット上ではこれまでは鑑賞とコミュニケーションしかできなかった。それがNFTによって技術上、購入と保管までできるようになったことがいちばん大きくて、今後の発展にもつながると思います。インターネットは物理的な拘束もなく、いろんな考え方のマッチングができるとんでもないツールです。いままではギャラリー空間に来るせいぜい数十人、数百人とのマッチングしか考えられなかったのが、インターネットの巨大な空間の中でクリエイティブなマッチングが無限にできるようになった。

──コロナ禍がこの状況を加速させた。

そうですね。逆に言えばアート業界はこの20年、テクノロジーを拒絶していた。でもその理由は改めてNFTを分析してみるとわかりやすくて、既存のコレクターは情報を晒したくないから、アップデートを余儀なくされることに抵抗感があった。NFTと既存の業界はカルチャーが違うので、こういう大きなムーブメントがなければアートは永久に情報社会に馴染めなかったのかな。コロナがなければ今回のような発展はなかったと思うし、この機を逃したくない。

NFTアートと批評

──いっぽうでNFTアートが受け入れられるには、圧倒的に批評やキュレーションが足りない状況です。

これまで批評が起きる現場はギャラリーだったのが、NFTはいきなりオークションハウスがキュレーションするみたいなことになっていて興味深い。サザビーズが、NFTの始祖はこれでしたみたいな文脈をひもといていって、オークションにつなげるみたいなことをやりました。でも本当はこういうものもギャラリーだったり批評の現場で問うべきものなのに、実際美術史の研究者や学芸員、批評家は技術的なものに対して不理解で、NFTについて興味すら持っていない人がほとんどです。

アート界ではもっとも信用されている美術批評家のボリス・グロイスが少し前に出した『流れの中で:インターネット時代のアート』という本が、もう周回遅れなんですよ。少し前の論文集だからというのもあるけど次の大きなパラダイムシフトが来ているのに今更感がある。技術理解然り、スピード感然り、本来は必要になる前提条件や知識を丸ごと刷新しなければいけないのに、なかなか担い手がいない状況になっています。

──作り手が圧倒的に先行していて、一緒に育っていく新しい書き手に期待するしかなさそうですね。何か言い残したところはありますか。

この本のターゲット層は、NFTが好きな人はもちろんですが、本当に読んでほしいのはアート業界の人。NFTに興味を持っていない人が、ツールとして重要になっていくということを、その可能性を理解してもらうためにも、一度でいいから読んでほしい。それで3年後のアプローチも変わってきます。肯定してもらう必要もないけど、まったく違う領域で出てくる批判やアンチは距離感を広げるだけなので。正確な情報をもとにした批判やアンチが起きることは歓迎で、その議論につながるツッコミどころは結構用意しているつもりです(笑)。

*Tokyo Art Beatを運営する株式会社アートビートは、スタートバーン株式会社のグループ会社です。

施井泰平(しい・たいへい)
スタートバーン株式会社代表取締役
株式会社アートビート代表取締役
東京大学生産技術研究所客員研究員

美術家、起業家。2001年、多摩美術大学卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始。現在世界中のNFT取引で標準化されている還元金の仕組みを2006年に日米で特許取得するなど、業界トレンドの先手を打っている。2014年、東京大学大学院在学中にスタートバーン株式会社を起業し、アート作品の信頼性担保と価値継承を支えるインフラを提供。事業の中心である「Startrail」は、イーサリアム財団から公共性を評価されグラントを受ける。東方文化支援財団理事、一般社団法人Open Art Consortium理事を現任。東京藝術大学非常勤講師、経済産業省「アートと経済社会を考える研究会」委員などを歴任。作家として、個展やグループ展の実施をはじめ、「富士山展」(2017〜2020)、「SIZELESS TWIN」(2022)、「ムーンアートナイト下北沢」(2022)などの展示を企画。主な著書に平凡社新書『新しいアートのかたち NFTアートは何を変えるか』などがある。

スタートバーン株式会社
スタートバーンは世界中のアーティストそしてアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指す会社。アート作品の信頼性や真正性の担保および価値継承を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築している。2022年には様々な事業者がNFTを作成し来場者にQRコードを通して提供できるWebアプリ「FUN FAN NFT」をリリース。
 https://startbahn.io

大平誠

おおひら・まこと ノンフィクションライター。毎日新聞大阪・東京社会部などで主に事件・調査報道を担当。その後、週刊文春記者、朝日新聞ウィークリーAERA記者を経て2021年からフリーランス。