公開日:2025年2月19日

「Study: 大阪関西国際芸術祭 2025」第2弾アーティストにのん、谷川俊太郎ら。キュレーターや各会場の展示詳細も明らかに

大阪・関西万博の開催期間中に大阪の各所で開催。コンセプトは「ソーシャルインパクト」

「Study: 大阪関西国際芸術祭 2025」の第2弾参加アーティストとキュレーターおよび各会場のコンセプトや展示詳細が発表された。

「Study: 大阪関西国際芸術祭 2025」は、大阪・関西万博の開催期間中に、夢洲の万博会場をはじめ、安藤忠雄設計の大阪文化館・天保山、黒川紀章設計の大阪府立国際会議場、西成・船場エリア、黒川紀章設計の国立民族学博物館など大阪各地で行われる現代アートのフェスティバル。これまでにロン・ミュエク、パトリシア・ピッチニーニ、マウリツィオ・カテランらの参加が発表されていた。会期は4月11日〜10月13日。

18か国・50組を超える参加アーティスト

今回明らかになった参加キュレーターは、「Reshaped Reality」展(大阪文化館・天保山)でチーフキュレーターを務めるマキシミリアン・レッチェ、「Re: Human ─ 新しい人間の条件」展(船場エリア)でキュレーターを務める岸本光大、「喫茶あたりや」展(西成エリア)でキュレーターを務めるプロダクション・ゾミア / 藪本雄登、「思弁的な音楽/New Storytelling」展(大阪キタエリア)でキュレーターを務める佐久間洋司国立民族学博物館の仲野泰生

発表された参加アーティストは、「Study:大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」で展示を行う奥中章人、冨長敦也、「Reshaped Reality」展に参加するアレン・ジョーンズ、西成エリアに「詩人の部屋〜谷川俊太郎が書き、あなたも書く部屋」として出展する谷川俊太郎、同エリアに出展する川田知志アウン・ミャッテー、船場エリアで展示を行うシュウゾウ・アヅチ・ガリバー、国立民族学博物館に参加するのん、パフォーミングアーティストとして参加する新種のImmigrationsB / 遠山正道ら。現時点で、18か国の50組を超えるアーティストの参加が明らかになっている。

「ソーシャルインパクト」をコンセプトにした6章構成の展示

同イベントでは、文化芸術・ 経済活性化や社会課題の顕在化を意味する「ソーシャルインパクト」をコンセプトに据え、各会場にわたって6つの章で構成された展示が行われる。

第1章「多様なる世界へのいざない」は、万博会場内の各所にアーティストによるパブリックアート作品を展示する「Study : 大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」。第2章「人・命への考察」として大阪文化館・天保山(旧サントリー・ミュージアム)で行われる「Reshaped Reality」展は、ハイパーリアリズムの人体彫刻にフォーカスした展覧会だ。

大阪文化館・天保山

大阪キタエリアでは、第3章「都市とアートの関係性」として、「思弁的な音楽 / New Storytelling」展を開催。続く第4章「変容する街でのアートの可能性」は、西成エリアで開催される「喫茶あたりや」展、船場エリアで展開される第5章「東西南北、文化の交差する街」は、不安定な時代にといて生と社会を見つめ直し、新しい「人間らしさ」の可能性を考える「Re: Human ─ 新しい人間の条件」展となる。

ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学

そして第6章「クリエイティブ・エコノミーと地球の未来」として、日本韓国交正常化60周年を記念し、韓国の現代アートフェア「Plastic Art Seoul(通称、PLAS)」と株式会社アートローグの共同開催による国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」が行われる。参加アーティスト一覧や各展示の詳細は公式サイトで確認してほしい。

大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。
Loading.................................................