公開日:2024年10月16日

「エイリアンちゃん」は性別を超え、“可愛い"で固定観念を壊す。New GalleryでSIMONの個展「ALIEN NEURON」が開催中

代表的アイコン「エイリアンちゃん」が平面や立体作品で登場。会期は10月11日〜27日

会場風景 Photo by Naoki Takehisa

東京都神保町にて2024年に3月開廊したNew Gallery。ここで現在、福岡在住のアーティストSIMON(シモン)による個展「ALIEN NEURON」が開催中だ。会期は10月11日〜27日。

New Gallery外観 Photo by Naoki Takehisa
会場風景 Photo by Naoki Takehisa

SIMONは1997年東京生まれ、大分県別府市育ち、福岡在住。14歳の頃より「エイリアンちゃん」というマルチバースの次世代漫画の制作をスタートし、そのアイコン「エイリアンちゃん」はSIMONの作品に度々登場してきた。エイリアン(alien)という言葉には、宇宙人や外国人という意味のほかに「別の〜/異なる〜」といった意味も含まれ、鮮やかな色彩によって輝くエイリアンは、性別や身体的特徴にとらわれず無限の可能性を秘めた存在として描かれてきた。

会場風景より、《ALIEN HEART Ver.1》 Photo by Naoki Takehisa
会場風景より、《ALIEN NEURON blue》 Photo by Naoki Takehisa
会場風景より、《Vanilla Sky》 Photo by Naoki Takehisa

本展では、会場の中央に構える“小さな宇宙船”の《ALIEN SPACESHIP 01》や、初のスチール作品《ALIEN HEART Ver.1》など、平面のみならず立体作品としても「エイリアンちゃん」が登場。新作《ALIEN NEURON red》と《ALIEN NEURON blue》が宇宙船を優しく囲む。

会場風景より、《ALIEN SPACESHIP 01》 Photo by Naoki Takehisa

作家は本展に際して次のようなステートメントを発表している。

ある小さな宇宙船があった。
そこでは過去と現在と未来が混在し、誰もがなりたい何かのために生き続ける。
女らしさや男らしさ。
あらゆる性別の固定観念を破壊することを意識して生まれた子供達によって、
複雑なネットワークが形成される。
自由な発想と制限からの解放。
可愛いで脳を破壊する。
言葉の壁を越えて、すべての生物の細胞に伝達される。

会場風景より、グッズの数々 Photo by Naoki Takehisa
ALIEN イラストカードセット Photo by Naoki Takehisa

新作の展示・販売はもちろん、本展のために作られた限定グッズも登場。「可愛い」と「破壊」が入り乱れた、SIMONによる新たな展開をお見逃しなく。

SIMON 「ALIEN NEURON」
会場:New Gallery
住所:東京都千代田区神田神保町1-28-1 1階
会期:10月11日〜10月27日
時間:13:00〜20:00
入場料:無料
休館日:火曜日
URL:https://newgallery-tokyo.com/alienneuron/

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