東京都神保町にて2024年に3月開廊したNew Gallery。ここで現在、福岡在住のアーティスト・SIMON(シモン)による個展「ALIEN NEURON」が開催中だ。会期は10月11日〜27日。
SIMONは1997年東京生まれ、大分県別府市育ち、福岡在住。14歳の頃より「エイリアンちゃん」というマルチバースの次世代漫画の制作をスタートし、そのアイコン「エイリアンちゃん」はSIMONの作品に度々登場してきた。エイリアン(alien)という言葉には、宇宙人や外国人という意味のほかに「別の〜/異なる〜」といった意味も含まれ、鮮やかな色彩によって輝くエイリアンは、性別や身体的特徴にとらわれず無限の可能性を秘めた存在として描かれてきた。
本展では、会場の中央に構える“小さな宇宙船”の《ALIEN SPACESHIP 01》や、初のスチール作品《ALIEN HEART Ver.1》など、平面のみならず立体作品としても「エイリアンちゃん」が登場。新作《ALIEN NEURON red》と《ALIEN NEURON blue》が宇宙船を優しく囲む。
作家は本展に際して次のようなステートメントを発表している。
ある小さな宇宙船があった。
そこでは過去と現在と未来が混在し、誰もがなりたい何かのために生き続ける。
女らしさや男らしさ。
あらゆる性別の固定観念を破壊することを意識して生まれた子供達によって、
複雑なネットワークが形成される。
自由な発想と制限からの解放。
可愛いで脳を破壊する。
言葉の壁を越えて、すべての生物の細胞に伝達される。
新作の展示・販売はもちろん、本展のために作られた限定グッズも登場。「可愛い」と「破壊」が入り乱れた、SIMONによる新たな展開をお見逃しなく。
SIMON 「ALIEN NEURON」
会場:New Gallery
住所:東京都千代田区神田神保町1-28-1 1階
会期:10月11日〜10月27日
時間:13:00〜20:00
入場料:無料
休館日:火曜日
URL:https://newgallery-tokyo.com/alienneuron/