前編では三島のクレマチスの丘を訪れました。その後は熱海で宿泊し、2日目は午前中に来宮神社、午後にMOA美術館を訪れます。
三島駅から熱海駅まではJR東海道本線で15分ほど。熱海にちょうど19時頃到着したのでそのまま滞在先としてゲストハウスへとむかいました。今回泊まったのは熱海のゲストハウスMARUYA。
MARUYAさんはカジュアルで親切な接客とお洒落で清潔感ある雰囲気。居心地の良い空間でした。私が熱海についたのは夕方頃で、観光するのにも時間が少し足りないかなと思いましたが、MARUYAのスタッフの方に熱海のお手製のまちなかマップでいろいろなオススメスポット、お店などを丁寧に教えてもらえたので短い時間でも楽しむことができました。
またまた天気に恵まれた2日目。旅先での天候ってかなり重要。熱海には来宮神社というヒーリングスポットとして有名な神社があるのを知ったので、午後にMOA美術館へ寄る前にそちらへ少し行ってみることにしました!
来宮神社までは宿泊先のMARUYAから歩いて15分ほど。
すでに休日に参拝に訪れた多くの人々で賑わっていました。こちらの神社には天然記念物に指定されている樹齢2千年の大楠の木があり、この木を1周すると寿命が1年延びる、願い事が叶うなどの伝説があり、話題となって人気を集めているそうです。さらに神社内にカフェもあり、お茶を飲みながらゆったりと神社の雰囲気を楽しむことができそうです。
MOA美術館は主に東洋美術品が展示されており、国宝や重要文化財もこちらの美術館で見ることができます。こちらの美術館は2017年にリニューアルオープンし、現代美術家の杉本博司氏と建築家の榊田倫之氏によるこだわりのつまった建築が特徴的です。例えば、展示をリアルに近い状態で見てもらうことを目指して、ガラスなしで展示してあったり、畳が作品に悪影響を及ぼす為畳を特殊な和紙で再現したりと、作品を守りより良く見せるための工夫がところどころになされています。
美術品を展示するだけではなく、文化的な活動も多く行われています。例えば、2階の能楽堂では能の公演以外にもピアノ公演や、熱海市成人式なども行われるそうです。MOA美術館はまさしく熱海を代表する建物であるといえるのではないでしょうか。
私が見たのは、常設展と企画展「北斎と広重ー富嶽三十六景と東海道五十三次」(終了)で、普段なかなか触れることのできない貴重な作品たちを見て、日本美術の良さをあますところなく味わえました。MOA美術館は3階建て構造になっており、展示室は1階と2階にあります。2階から外へ出ると、ムア スクエアと呼ばれる広場で熱海を一望することができます。熱海全体と美しい海を眺めることができます。
1階には展示室4〜6、カフェやミュージアムショップがあります。1階から外へ出ると日本庭園があり、ここでも食事やお茶を楽しむことができます。
一通りMOA美術館を見せて頂いた後には熱海駅へとバスで戻り、名残惜しい気持ちを胸に静岡を後にしました。
さて、今回は三島のクレマチスの丘と熱海のMOA美術館をご紹介しました。どちらも旅行で訪れるのに最適なボリュームある満足感高めなスポットだったのではないかと思います。静岡へは遠いようで意外と早く着きますし、おでかけを楽しみたいこれからの季節におすすめです!
[TABインターン] Yeongri Lee: 洋服と旅と自由を愛する22歳、大学生。ノリと直感で生きていて、なんでもどこででも楽しもう精神。アートに関わりたくてTABインターンをはじめ、日々新しいことを吸収する毎日。卒業後はファッション関係の仕事をはじめる予定。