公開日:2024年3月5日

立命館大学がデザイン・アート学部、大学院デザイン・アート学研究科(仮称)の開設を構想。2026年を目指す

京都にある衣笠キャンパスで開講

立命館大学 衣笠キャンパス 出典:Wikimediacommons(AngloFrench91)

3月4日、立命館大学はデザイン・アート学部および大学院デザイン・アート学研究科(仮称)の開設の構想を発表した。場所は京都市北区の衣笠キャンパスで、2026年4月に開設を目指す。

入学定員はデザイン・アート学部が180人、デザイン・アート学研究科が博士前期課程20人、同後期課程5人を想定。大学によると「デザイン学を一つのディシプリンとして捉え、歴史・文化都市「京都」に位置する衣笠キャンパスにおいて、未来志向の新たなデザイン学の追求とアートの技術・感性を基盤に自然科学と人文・社会科学領域を横断した教育・研究の展開を構想」しているという。美術関係を中心とした学位分野を想定。学芸員の資格課程がある。

また、キャンパス内での授業のみでなく、オンライン・オンデマンド・バーチャル空間などを利用したバーチャルキャンパスなどを導入し、多様な社会に適したより柔軟で高次元の学びの環境を整備していくという。

現在は学内の設置委員会にて教員組織整備を進めており、教員募集も開始。

美術系の大学のほかに、近年は岡山県立大学、札幌市立大学などでもデザイン学部を設置するなど、一般大学でもデザインを学べる学部が増えている。立命館大学はこうしたなかで、どのように差別化を図り、デザイン学の学びを促進するのか、注目が集まりそうだ。

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