左上から時計回りに、「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」(東京都美術館、撮影:永田晶子)、「川内倫子 個展」(MA2 Gallery)、「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」(アーティゾン美術館、撮影:編集部)、米田知子 「氷晶」(シュウゴアーツ)
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*2月スタートの展覧会はこちらをチェック
東京都美術館では先日、アメリカ・ボストン近郊・ウスター美術館の所蔵品から印象派作品を紹介する展覧会がスタート。出展作家には、日本でもよく知られるモネ、ルノワールなどフランスの印象派はもちろん、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの名前も。出展作品のほとんどが初来日だという本展。会場の様子や見どころは、フォトレポートをチェック。
会場:東京都美術館
会期:1月27日〜4月7日
アーティゾン美術館では、20世紀前半に活躍した女性画家マリー・ローランサンの個展が開催中だ。キュビスムの画家として活動をスタートしたローランサンは、第二次世界大戦中もほとんどパリで暮らし、学生時代から72歳で亡くなるまで制作を続けた。本展では関連作家との比較を交えつつ、その魅力に迫る。本展と、同時期に開催されたアメリカのバーンズ・コレクション「Marie Laurencin: Sapphic Paris」展を、ジェンダーの観点から比較した近藤銀河によるレビューも合わせて読んでおきたい。
会場:アーティゾン美術館
会期:2023年12月9日~2024年3月3日
六本木のシュウゴアーツでは、写真家・米田知子の個展が開催されている。出展される24点ほどはどれも初公開の作品。2013年〜23年にフィンランドで撮影された氷晶シリーズやラップランド・キルピスヤルヴィ村で撮影されたAuroraシリーズ、シャボン玉をモチーフとした作品など、寒冷地で撮影された作品が多数並ぶ。
会場:シュウゴアーツ
会期:1月13日〜2月24日
*月曜、日曜、祝日は休廊
恵比寿のMA2 Galleryでは、恵比寿映像祭2024地域連携プログラムとして写真家・川内倫子の個展が今週末からスタート。「祈りを捧げることについて向き合う場を、来廊者と共有できたら」という作家の思いから、〈あめつち〉シリーズのプリントや映像作品などが、会場となる4層のフロアに配される。
会場:MA2 Gallery
会期:2月2日〜2月24日
*月曜、日曜、祝日は休廊(火曜は前日までの事前メールアポイント制)
アートセレクトショップ「VOID+STOCK」は表参道のスペースにて、特別展を開催中。テーマは、アーティストのアトリエに眠る作品の再発掘。人の目に触れることの少なかった「ストック品」 をメインに、未発表作品や新作も公開される。出展作家は、内海聖史、五月女哲平、庄司朝美、東恩納裕一、O JUNの5名。
会場:ヴォイドプラス
会期:1月19日〜2月12日