公開日:2023年4月29日

【2023年4月第5週】今週末見たい展覧会5選。マティス、アレックス・ダ・コルテから森鴎外の食生活まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週はマティス、河本五郎、森鴎外の食生活、北欧デザイン、アレックス・ダ・コルテの5つ

「マティス展」会場風景

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河本五郎―反骨の陶芸(智美術館、東京都)

河本五郎は1919年、愛知県瀬戸市生まれ。伝統的な技術や価値観をとらえなおし、表現としての陶磁器の可能性を推し広げた。東京では没後初めてとなる彼の回顧展が、現代陶芸を紹介してきた虎ノ門の智美術館にて先週からスタート。初期から晩年までおよそ70点の作品を通して、その陶芸の世界に迫る。

会場:智美術館
会期:4月22日~8月20日

鴎外の食(文京区立森鴎外記念館、東京都)

千駄木にある文京区立森鴎外記念館では、鴎外の食生活に注目する展覧会が開催中。資料や図版、雑記帳などが展示されている。食を通して見つめることで、家族との過ごし方や暮らしのスタイル、幅広い人物交流、訪れた料理店を舞台にした作品など、多様な人生が見えてくるという。大学教員を招いた食に関する講演会など、関連イベントにも注目だ。

会場:文京区立森鴎外記念館
会期:4月8日~7月9日

ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展(ジェイアール名古屋タカシマヤ、愛知県)

本展は、椅子研究家の織田憲嗣のコレクションから、400点を厳選して展示。約100名の北欧デザイナーの作品が一堂に会する。「子ども用家具」のコーナーもあるので、家族でも楽しめるはず。東京でも、家具や食器など名品150点を楽しめる「The Original」展が、乃木坂の21_21 DESIGN SIGHTで開催中だ。

会場:ジェイアール名古屋タカシマヤ
会期:4月20日~5月7日

マティス展(東京都美術館)

20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス。世界最大規模のコレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展が開幕した。絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、ロザリオ礼拝堂に関する資料が集まる。見どころたっぷりの本展についてはレポートを公開中。事前予約制なので公式サイトを忘れずにチェックしてほしい。

会場:東京都美術館
会期:4月27日~8月20日

Alex Da Corte Fresh Hell アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄(金沢21世紀美術館、石川県)

2019年のヴェネチア ・ビエンナーレによって世界的に名が知られるようになった注目の米国出身アーティスト、アレックス・ダ・コルテ。アジアの美術館では初となる大規模個展が開幕した。ディズニー・キャラクターを始めとする誰もが知っているポップ・アイコンからデュシャンなどの著名アーティストまで、様々なイメージから着想を得て作られた映像インスタレーションは圧巻だ。詳細はレポートを読んでほしい。

会場:金沢21世紀美術館
会期:4月29日〜9月18日

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