冨樫義博展メインビジュアル ©︎ 冨樫義博 1990-94年 ©︎ 冨樫義博 1995-97年 ©︎P98-22
『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』などを発表し、週刊少年漫画における人物・バトル表現を新たな段階に押し進めた漫画家・冨樫義博。画業35年の節目となる今年、同氏の活動を振り返る展覧会「冨樫義博展-PUZZLE-」の開催が発表された。会場は六本木・森アーツセンターギャラリー。会期は2022年10月28日から23年1月9日。
【#冨樫義博展 -PUZZLE- 開催決定!】
— 冨樫義博展 -PUZZLE-【公式】 (@Togashi_ex) July 4, 2022
東京会場
会期:2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月祝)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木)
キービジュアルは#冨樫義博 先生による本展のための描きおろし!
公式サイト▶ https://t.co/cxlbcA57a1 pic.twitter.com/XlkaXSEEU0
展覧会公式サイトで、冨樫は以下のコメントを寄せている。
この度 冨樫義博展-PUZZLE- を開催する事となりました。これもひとえにご愛読してくださった皆様の温かい愛情の賜と厚く厚く御礼申し上げます。
固いな。
私自身思っておりますよ。「いや 話の続き描けよ。」って思われてんだろうなと。確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております。皆さま、くれぐれも腰は大切に。これを書いている2週刊前までお尻をふく姿勢がとれず、ウンコするたびシャワー浴びてきました。あらゆる動作が常人の3〜5倍時間がかかります。腰大事。
というわけで御来場の際に物を落としたりした時は蹲踞の姿勢で拾う事を強くおすすめします。とがしよしひろでした。
『HUNTER×HUNTER』の連載開始後、たびたび中断と再開を繰り返してきた冨樫だが、再開を待ち望むファンの多さは作品の質と魅力の何よりの証拠。先日も突然Twitterを開始して原稿の進捗を伝え始めたことが大きなニュースになったのは記憶に新しい。
今回の展覧会では、作者直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数350点以上の貴重な原画・制作資料などを元に、多角的な視点から作家性の真髄に迫る。作品内にゲーム的な多くのルールを課し、ロジックを組み立て、時に自らそれを壊しまた組み立ててきた冨樫の画業は、たしかに創作の時間と共にある複雑な「パズル」と言えるだろう。初の展覧会開催を、作家の健康を願いつつ、楽しみに待ちたい。
冨樫義博展 -PUZZLE-
会期:2022年10月28日~23年1月9日
会場:森アーツセンターギャラリー
開館時間:10:00~20:00(入場は19:30まで)
休館日:会期中無休
※全日日時指定制
https://togashi-ten.com/