芸術の秋の風物詩。この時期は、東京がデザインとアートで染まり、さまざまなデザイン関連のイベントが続きますね。
そして、会場で見かけるオリジナルな着こなしの人々。彼らのバックグラウンドとは?そんなふとした興味から、TABスタッフは、デザインウィークのイベント会場を訪れ「トウキョウ」「デザイン」そして「アート」をキーワードに、クリエイティブなファッションの方にお声をかけて、突撃ポートレイト撮影を決行してきました!
世界中の最先端のクリエイターが集まる会場で、バラエティ溢れる個性豊かなファッションを集めた、楽しいポートレイトコレクション!今回の舞台となったのは、東京ミッドタウン・ホールをメイン会場に開催されたDESIGNTIDE TOKYO 2011です。
──まずは、淡い栗色に染めた髪の毛が黒いコーディネートによくお似合いのN.Mさん(左)です。
▼今日ここに来たきっかけは?
デザインやアートに興味があって、DESIGNTIDEには毎年来ています。 主人がデザイナーで、その事務所で最近まで働いていたんです。
▼今日のファッションのポイントは?
以前、主人からお土産にもらったバッグです。ランチョンマットのようなビニール素材で作られているところと、書類が入るちょうどいい大きさが気に入っています。
▼最近注目している作家さんは?
小川待子さん(陶芸家)、クリスト&ジャンヌ=クロード(作家)、あとは、上田亜矢子さん(石を素材とする彫刻家)ですね。見ていて気持ちのいいアートが好きです。
──フィンランドの文化振興に携わる仕事をされているH.Kさん(右)は、東京に来て約1年半。
▼今日のファッションのポイントは?
今日のコーディネートは、本当にランダムに選びました。赤いカバンは、marimekko(フィンランドのカバンメーカー)です。
▼今日ここに来たきっかけは?
デザインに携わる仕事をしているので、デザインのトレンドをチェックするために見に来ました。
▼今日のファッションのポイントは?
山沢さん:緑のターバンですね。ネックレスもお気に入りです。
▼最近注目している作家さんは?
山沢さん:坪井浩尚さん。(プロダクトデザイナー)
出居さん:山田佳一朗さん。(プロダクトデザイナー)
▼今日ここに来たきっかけは?
山沢さん:私が出展中のTokyo Designers Week の会場から近いので、立ち寄りました。
▼Tokyo Art Beatは知っていますか?
TABのアプリを使っています! 今日もまさにアプリを見ながら来ました。
──ご利用ありがとうございます!(笑)
▼会場の展示で印象に残った作品は?
「TIDE MARKET」で展示販売をしていた「SUZUMO」の提灯(人の顔型や卵形の形をした提灯ランプ)がおもしろかったです。
▼今日のファッションのポイントは?
このマッシュルームカットヘアーです。自分でカットしています!
▼最近注目している作家さんは?
会場で展示中のSugiXさん(デザイナー。会場では、米でできた食べられるコップ「Kup – Eatable cup」を展示)、それから吉岡徳仁さん(プロダクトデザイナー)が好きです。
▼今日のファッションのポイントは?
おばあちゃんの形見のファーです。イラストが描かれた木板を合わせた、Aiken Drum(藤本将のブランド)のカバンもお気に入りです。
▼最近注目している作家さんは?
青木良太さん(陶芸家)が気になります。
▼今日ここに来たきっかけは?
友だちに誘われました。去年も見に来たので、今年は2回目です。
──お次は、カジュアルな装いでリラックスしながら会場を回っていたお二人。(左)
▼今日のファッションのポイントは?
緑のパーカーと緑のバッグをそれぞれ持って来ました。
▼最近注目している作家さんは?
芦沢啓治さん(建築家)、中村好文さん(建築家)、石上純也さん(建築家)が気になります。
▼今日ここに来たきっかけは?
デザインに興味があるので、見に来てみました。芦沢啓治さんのトークショーにも参加予定です。
──会場内の展示をじっくりと観賞されていたこの方(右)も、TABをご利用とのこと、ありがとうございます。
▼今日のファッションのポイントは?
黒が好きなので、ファッションも黒系統の色で統一しています。革製品も好きで、取っ手が革製のこの鞄を、もう4年ぐらい使っています。
▼今日ここに来たきっかけは?
インスピレーションを得るために来ました。
▼会場の展示で印象に残った作品は?
自分の声に反応して映像になるという作品がおもしろかったです。
──みなさん、ありがとうございました!このあとも作品鑑賞を楽しんでいらっしゃいました。
デザインのイベントに集まるのは、やはりクリエイティブな職種の方が多いようです。どの方もこだわりのポイントがあり、なによりも自分のお気に入りのファッションを楽しんでいました。
プロダクトデザイナーの中坊壮介さんが手がけた会場は、白いパーティションの壁が、洗練された空間をつくり出し、展示されたプロダクトはもちろん、来場者のファッションも華やかに浮かびあがらせていました。
[TABインターン]
井出竜郎:ロンドン芸術大学(Chelsea College of Art & Design)卒業後、2011年に帰国。アートと日常の関わりに興味がある。自分の役割を考えながら、日々修行中。アートの可能性を信じているロマンチスト。
鈴木孝史:東京都出身。大学卒業後、システムエンジニアとして働いていた時にアートと出会い、現在は展覧会のキュレーションに関わるなど幅広く勉強中。また自身も写真作家として活動している。
http://www.takashi-suzuki.com
Ai Kiyabu: 89年生まれ。美学を専攻する大学生。編集者目指して、雑誌「GINZA」でアルバイト中。Sputniko!展にスタッフとして参加後、アートと社会の関わりに興味を抱く。趣味はアウトドア。バッグ一つで生きていける人生を模索中。