「Pages | Fukuoka Art Book Fair 2024」が6月14日から3日間開催。太宰府天満宮初のアートブックフェア

6月14日～16日の3日間、太宰府天満宮にて第1回「Pages | Fukuoka Art Book Fair」が開催される。独創的なアートブックやZINEを制作する出版社、アーティスト、デザイナー、ギャラリー、書店など約100組が国内外から集結する。

展示やトークイベント、ワークショップなど様々なプログラムも盛りだくさん。 福岡のアート／カルチャーシーンを牽引するON AIRが、余香殿にあるステージ全体を使って、インターネットラジオ(((RADIO COCONUT)))を生配信。ON AIRとして初のオリジナルのヴィジュアルブックを本イベントで初お披露目する。そのほかにも国内外からセレクトした書籍や、メンバーの友人らのZINEなどを同ブースで展示販売する。

また、イベントに関わるすべての人にとって差別のない安全な環境を守るため、コミュニティ協定を制定。美学研究者の村上由鶴、MINOU BOOKS店主の石井勇がセレクトしたアートブックや書籍、雑誌なども並べられたReading Roomを設置し、トークショーのほか、コミュニティ協定に関連するワークショップが企画されている。

Reading Roomでは、福岡県うきは市にある明治19年創業の家具工場で作られた「食堂椅子」を使用。通常であれば捨てられる端材を用いた木目や色にムラが個性的な家具にも、多様な表現や価値観の受け皿としてのブックフェアであるという哲学が現れる。イラストレーター、宮崎知恵（STOMACHACHE.）がオリジナルペイントを施したスペシャルエディションの「食堂椅子」の展示・販売も行う。

ニューバランス発のライフスタイルブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」（TDS）が、福岡博多のセレクトショップDice&Diceと協業しオープンした「& DICE & DICE supported by TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」では、特別な商品を展開するほか、アーティストやクリエイターとのインスタレーションを開催。また、TDSがプロデュースするフリーマガジン「NOT FAR」の最新号に、大宰府天満宮を舞台に撮り下ろした、New Balance MADE in USA Spring／Summer Collectionのビジュアルストーリーを封入したスペシャルバージョンを数量限定で無料配布する。

そのほか、ライフスタイル ビューティブランドのTHREEによる、シーズンコレクション『BEYOND THE RAIN（森羅万象、雨の余韻）』をテーマにした、香りで意識を研ぎ澄まし、新たな感覚へ導くインスタレーションTHREE「THE ROOM OF (IN) SCENTS」や、写真家の川島小鳥とイラストレーターの宮崎知恵（STOMACHACHE.）によるZINEを作るワークショップ、ソウルでアートブックフェアを主宰するイロ写真家の遠藤文香らによるトーク、活版印刷やシルクスクリーンの体験コーナーなど多彩なイベントが行われる。

福岡及び近隣地域の書店、ギャラリー、ショップ、飲食店と連動した企画「FRIENDS」も開催。出展者約50組によるアートブックやZINEを集めた六本松 蔦屋書店のポップアップや、トーマス・コン「Kims' Corner Food」、遠藤文香「Kamuy Mosir」、中島あかね「Flow」などの展示も開催される。

イベントの詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。