公開日:2022年7月13日

小田原のどかと山本浩貴が2023年に論集+インタビュー集を刊行。関連企画として全10回のオンライン連続講義を今年8月からスタート

書籍には千葉慶、穂積利明、飯山由貴、加藤弘子、北原恵、琴仙姫、北澤憲昭、吉良智子、小金沢智、小泉明郎、國盛麻衣佳、菊池裕子、馬定延、中嶋泉、長津結一郎、大坂紘一郎、嶋田美子、富澤ケイ愛理子、吉國元が寄稿

オンライン連続講義 メインヴィジュアル

近代日本を多様な視点から照射する書籍と連続講義

小田原のどかと山本浩貴が編著、デザインを真崎嶺が務め、11名が寄稿した論集+インタビュー集『この国(近代日本)の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』が2023年、月曜社より刊行される。月曜社のサイトでは小田原と山本による対談記事が公開中だ。

寄稿者は千葉慶、穂積利明、飯山由貴、加藤弘子、北原恵、琴仙姫、北澤憲昭、吉良智子、小金沢智、小泉明郎、國盛麻衣佳、菊池裕子、馬定延、中嶋泉、長津結一郎、大坂紘一郎、嶋田美子、富澤ケイ愛理子、吉國元。

また、同書の刊行に先駆けて、寄稿者有志による全10回のオンライン連続講義が開催される。「日本美術史」にこれまでとは異なる角度から光を当て、これまで記述されることを避けられてきた存在を可視化するとともに、なぜそれらが避けられてきたのかに迫る内容になるという。各回の司会は、小田原のどかと山本浩貴が務める。講義の詳細は以下。

[第1回]8月10日 
日本美術史の脱中心化:アイヌ、沖縄(講師=加藤弘子+富澤ケイ愛理子)

[第2回]8月31日
「工芸」から「この国」の「日本美術史」を脱帝国化する:ジェンダー、伝統、サステナビリティ(講師=菊池裕子)

[第3回]9月7日
炭鉱と美術:旧産炭地が育んだ美術表現の固有性と戦後日本美術に対する影響(講師=國盛麻衣佳)

[第4回]9月27日
天皇制モニュメントはどこまで読みほどくことができるか:八紘之基柱を例に(講師=千葉慶)

[第5回]10月14日
帝国の美術史のなかの女流美術家奉公隊(仮)(講師=吉良智子)

[第6回]10月28日
帝国の記憶:震災、戦争、公害(仮)(講師=小田原のどか)

[第7回]11月11日
障害のある人の芸術活動を批判的障害学の観点から再考する(仮)(講師=長津結一郎)

[第8回]11月25日
なぜ私は「日本人慰安婦像になってみ」なければいけなかったのか(講師=嶋田美子)

[第9回]12月8日(木)
反帝国の芸術家としての四國五郎:エコロジー・エスニシティ・ジェンダーが交差するインターセクショナルな視点から(仮)(講師=山本浩貴)

[第10回]12月22日
天皇/ご一家の視覚表象とジェンダー(仮)(講師=北原恵)

チケット詳細はこちらを参照のこと。

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