公開日:2024年5月10日

『ウォーキング・デッド』ノーマン・リーダスの日本初写真展「IN TRANSIT」。渋谷のSAIで5月に開催

会期は5月17日~5月26日。部数限定でニューヨークから輸入したサイン入りのノーマンの写真集も発売する

Norman Reedus headed home 2023 406.4×508mm archival pigment print,framed

ハリウッド俳優、プロデューサーとして活躍しながら、写真家として作品を発表してきたノーマン・リーダス(Norman Reedus)。日本では初の写真展「IN TRANSIT」SAI5月17日~5月26日に開催される。

映画『処刑人』『バロウズの妻』、ダリル役として出演した人気ドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』や、数々の賞を受賞した小島秀夫監督のゲーム『デス・ストランディング』などの名作に出演してきたノーマン・リーダスだが、長きにわたり写真家としても制作活動を行ってきた。2022年にパリで開催された写真展「Live the life you love」に続き、2023年に「IN TRANSIT」を発表。出身地であるニューヨークやロサンゼルスのみならず、バルセロナ、コペンハーゲン、パリといった世界の都市で写真展を開催してきた。

Norman Reedus jucifer 2022 508×406.4mm archival pigment print,framed
Norman Reedus eye in the dark 2023 406.4×508mm archival pigment print,framed

今回の展示は、自身の作品から抜粋した53作品で構成。2022~2023年に撮影された新作や、1994~2000年代初期に撮影された作品も含まれている。

抽象的な都市の風景やスナップ写真を通して、鑑賞者と彼自身の未知の道を共有しようとするリーダス。漏れるネオンの幽玄な輝き、暗くエフェクトをかけられた壁など、街から切り取られた風景は、どこか作家の心象風景を感じさせる。

Norman Reedus CHINATOWN PIGEON 2022 405×405mm archival pigment print,framed
Norman Reedus comic con 2023 406.4×508mm archival pigment print,framed

IN TRANSITは直感的な探求、個人的な経験、そして精神分析的で催眠的なものである。このコレクションはアンダーグラウンドの90年代から現代に至るまでの初出し作品が含まれているが常に“IN TRANSIT”でありこれらの異なる時代の深部を探求するような過程である。「都会と田舎の環境、暑さと寒さ、爽快感と憂鬱さ」また、「すべてがノスタルジック」だ。(ノーマン・リーダス、プレスリリースのコメント)

Norman Reedus san sebastian #2 2023 406.4×508mm archival pigment print,framed

本展では、部数限定でニューヨークから輸入したノーマンの写真集も2種類販売。2013年10月に出版された「The Sun's Coming Up... Like a Big Bald Head」「The Last Season」はウォーキングデッド放送中にファンのために、ドラマのセットやキャスト、スタッフを撮影し、発行した思い出の一冊。今回販売される作品と書籍にはすべてサインが施されている。

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