Norman Reedus headed home 2023 406.4×508mm archival pigment print,framed
ハリウッド俳優、プロデューサーとして活躍しながら、写真家として作品を発表してきたノーマン・リーダス(Norman Reedus)。日本では初の写真展「IN TRANSIT」がSAIで5月17日~5月26日に開催される。
映画『処刑人』、『バロウズの妻』、ダリル役として出演した人気ドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』や、数々の賞を受賞した小島秀夫監督のゲーム『デス・ストランディング』などの名作に出演してきたノーマン・リーダスだが、長きにわたり写真家としても制作活動を行ってきた。2022年にパリで開催された写真展「Live the life you love」に続き、2023年に「IN TRANSIT」を発表。出身地であるニューヨークやロサンゼルスのみならず、バルセロナ、コペンハーゲン、パリといった世界の都市で写真展を開催してきた。
今回の展示は、自身の作品から抜粋した53作品で構成。2022~2023年に撮影された新作や、1994~2000年代初期に撮影された作品も含まれている。
抽象的な都市の風景やスナップ写真を通して、鑑賞者と彼自身の未知の道を共有しようとするリーダス。漏れるネオンの幽玄な輝き、暗くエフェクトをかけられた壁など、街から切り取られた風景は、どこか作家の心象風景を感じさせる。
IN TRANSITは直感的な探求、個人的な経験、そして精神分析的で催眠的なものである。このコレクションはアンダーグラウンドの90年代から現代に至るまでの初出し作品が含まれているが常に“IN TRANSIT”でありこれらの異なる時代の深部を探求するような過程である。「都会と田舎の環境、暑さと寒さ、爽快感と憂鬱さ」また、「すべてがノスタルジック」だ。(ノーマン・リーダス、プレスリリースのコメント)
本展では、部数限定でニューヨークから輸入したノーマンの写真集も2種類販売。2013年10月に出版された「The Sun's Coming Up... Like a Big Bald Head」と「The Last Season」はウォーキングデッド放送中にファンのために、ドラマのセットやキャスト、スタッフを撮影し、発行した思い出の一冊。今回販売される作品と書籍にはすべてサインが施されている。