マイナビアートスクエア/MYNAVI ART SQUARE 撮影:編集部
株式会社マイナビが、人々の多様な働き方や、自分らしい生き方のナビゲートを目的とし、アートやアート思考に根ざしたプログラムを開催するプラットフォーム「MYNAVI ART SQUARE(マイナビアートスクエア/略称:MASQ)」を7月27日にオープンする。場所は東京都・東銀座にある歌舞伎座タワー22F。
マイナビアートスクエアは、「アート思考」を入口に、キャリア形成に役立つナレッジやスキルを習得できるプログラムや、現代アート等の展覧会の開催を予定。また歌舞伎座・新橋演舞場などを有する東銀座エリアとも連携し、多くの人々が芸術・アートの力に触れ、仕事や人生を広げていく様々なコンテンツを提供するとともに、国内アート市場の更なる発展を後押ししていくという。
顧問委員会は、伊藤亜紗(美学者、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授)、塚田有那(一般社団法人Whole Universe代表理事、編集者、キュレーター)、ドミニク・チェン(博士、早稲田大学文学学術院教授)、山峰潤也(キュレーター/プロデューサー、株式会社NYAW代表取締役)。
オープンを記念したこけら落とし展示として、キュレイトリアル・コレクティヴ「HB.(エイチビー)」がプロデュースする「Happy Birthday」展を開催する。会期は7月27日~9月16日。
HB. は髙木遊、立石従寛、月嶋修平、三宅敦大によるキュレイトリアル・コレクティヴ。
今回の展示はこれからの展示空間の在り方と可能性を考察し、提案することを目指すもの。アート施設としてどの様な「空間」が存在し得るかを、空間や什器のデザインを再考などを通して考えるものとなるという。
開催に際して、以下のステートメントを発表している。
「1929年にMoMAが完成して以降、美術館をはじめとし、ギャラリーもホワイト・キューブという白壁の空間として作られることが多くなりました。これは一つには、作品以外の情報を空間から廃して、作品それ自体をニュートラルに見せるためのシステムです。
ですが、今ではこうした目的はわすれられ「展示空間=白い壁のある空間」ということだけが一人歩きしているようにも思います。そうした反省もあってか、最近では単なるホワイト・キューブではなく、機能面から美術館建築を考えるような「プログラム建築」へと移行するような流れもあります。
本企画は、「これからの展示空間の在り方と可能性について」考察、提案をする展覧会です。
昨今様々なアートスペースが乱立している東京にあって、今/これから求められている/いくのはどんなスペースなのか、そして様々な人々や企業のつながりの場を創出する「仲介者」でもあるマイナビが運営するアートスペースだからことできることはなんなのかということを、キュレイトリアル・コレクティブHB.とインストーラーTRNKという「アートと観客の仲介者」のコラボレーションにて、空間や什器デザインという側面を中心に、展示、提案していきます。
この新しいスペースの誕生を皆さんと一緒に祝うことのできるような展覧会を目指します。」