アール・ヌーヴォーの代表的な画家・デザイナーであるアルフォンス・ミュシャ。「アール・ヌーヴォーの女神たち」が、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルB1階イベントラボにて、12月9日〜2024年1月28日まで開催される。
本展では、曲線や幾何学的な模様を使った装飾性の高さから「線の魔術師」といわれるミュシャならではの作品が、高精細のプロジェクターによる映像空間で楽しむことができる。
映像空間では、人気の高い代表作《ジスモンダ》をはじめ、《モナコ・モンテカルロ》《JOB》《夢想》などの多くの名作が映像化される。大きく2パートに分かれており、前半はミュシャの生涯において大きな転機となった、パリ時代の華やかで躍動感のある作品が登場。後半は母国への愛や壮大なストーリーを感じさせる作品で表現される。
また世界有数の作品所蔵数を誇るOGATAコレクション協力のもと展示される、約150点のオリジナル作品は、4章で構成される。《ジスモンダ》を中心とする魅力あふれる女性像、商業ポスターや印刷物、女性や植物などをモチーフとした作品、自国の誇りや尊厳を表現した作品と、テーマを変えながら展開する。
アール・ヌーヴォーの時代を彩った女神たちが、現代で新たな命を吹き込まれたかのように映像の中で躍動する......。時代の変化とともに女神としての存在感を増していったミュシャの描く女性像を、改めて眺めてみたい。
期間中には、グランフロント大阪 北館1階 CAFE Lab.にて、ミュシャの作品をフードとドリンクで表現したオリジナルメニュー全6品の提供も用意されている。